〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市のビンディエン、トゥードゥック、ホックモンの各卸売市場周辺で、野菜や肉、魚介類などがごみや排水のそばで販売され、食品衛生上のリスクが懸念されている。
地元メディアによる現地確認では、市場周辺の道路や歩道に自然発生的な販売地点が多数設けられ、生鮮食品が路面近くに並べられていたほか、一部は市場運営会社の管理区域外にあるため、商品の出所や保管状況の確認が難しい状態となっていた。
ビンディエン卸売市場では、市場へ続く道路沿いに数十の露店が並び、野菜や水産物、肉類などが大型トラックの往来する道路脇で販売されており、当局が取り締まりを行っても巡回後に販売が再開される状況が確認された。
トゥードゥック卸売市場周辺では、魚や肉を扱う店から出た排水や溶けた氷の水が道路へ流され、有機ごみや泥と混ざって滞留する場所でも生鮮食品の販売や下処理が行われていた。
同市場の運営会社も、周辺の自然発生的な販売地点は管理権限の外にあり、食品安全や商品の出所を管理できないとしている。
ホックモン卸売市場周辺には約147カ所の自然発生的な販売地点があり、道路沿いには野菜くずや包装材、発泡スチロールなどのごみが大量に放置され、販売場所の近くにごみや汚水がたまる状況も確認された。
周辺住民からは悪臭や道路の汚れ、交通への支障を訴える声が上がっており、監視カメラの設置や違反への対応、ごみ収集の徹底を求める意見も出ている。
一方、2026年上半期にビンディエン卸売市場内で実施された980検体の迅速検査では食品安全上の危険は確認されず、違反9件への処分と家禽770kgの廃棄が行われた。
ホックモン卸売市場でも同期間の検査で違反は確認されていないが、周辺の約147カ所は市場内の管理体制の対象外となっており、トゥードゥック卸売市場も同様の課題を報告している。
ホーチミン市人民評議会の監視団は、食肉処理施設から卸売市場、学校給食や工業団地の食堂までをつなぐ管理手順を整備し、責任体制や追跡可能性、問題発生時の対応方法を明確化するよう求めている。










































