〈写真:イメージ画像〉
ベトナム南部のロンタイン国際空港は、12月の商業運用開始に向けて最終段階に入り、ベトナム空港総公社(ACV)が約55の運用シナリオによる総合試験を準備している。
ACVのブー・ファム・グエン・アン副総裁によると、建設現場では約9000人が必要とされる一方、確保できているのは約7400人で、約1600人が不足している。
仕上げ工事には技術を持つ作業員が必要なほか、雨季による屋外工事への影響や、複数の施工業者が同じ場所で作業することによる工程調整も課題となっている。
各施工業者は夜間や土日の作業を増やし、工事場所が確保できない場合には人員を別の作業区域へ移すなどして対応している。
運用開始前には旅客のチェックインから保安検査、搭乗までの流れに加え、手荷物処理や航空機の移動・駐機・地上支援などを含めた総合的な試験が行われる。
仁川国際空港の運営組織とベトナムのPMIで構成するコンサルティング連合が約55の試験シナリオを策定しており、このうち商業運航に必要な約15〜20の中核シナリオを9月末から試す計画である。
滑走路では10月に飛行検査を予定しており、同月中には旅客ターミナルに接する32の駐機スポットで計64本の搭乗橋の設置完了を目指す。
ACVは国際航空会社とも協議を進めており、各社は空港の運用条件を確認したうえで路線や便数を決めることになる。
開港初日から設計上の最大能力で運用するわけではなく、第1期の年間旅客処理能力2500万人に対し、実際の利用者数は需要や航空各社の運航計画によって決まる。
商業運用開始後も一部の付帯設備では調整や完成作業が続く可能性があるが、工事区域は旅客の動線から完全に分離し、空港運営に影響を与えないとしている。
旅客向けにはVNeIDによる電子本人確認と顔認証を活用し、最初の本人確認後は空港内の各手続きで繰り返し書類を提示する必要を減らす運用を目指している。
ACVは12月中の商業運用開始を目標としており、国内線と国際線の双方を初日から運航する計画について航空各社と調整を進めている。







































