〈写真:イメージ画像〉
ベトナム南部ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港は、旅客ターミナル全体の完成を待たず、西側と中央部を先行して運用する計画である。
先行運用する区域は年間約1500万人の旅客に対応し、年間2500万人であるターミナル全体の設計処理能力の約6割に相当する。
ベトナム空港公社(ACV)によると、9月初旬時点で同空港第3構成事業の全16工事パッケージのうち4件が完了し、残る12件で工事が続いている。
政府と建設省は9月中の技術運用と12月31日までの商業運航を求めており、ACVは旅客ターミナルの主要設備を11月30日までに完成させ、12月1日からの運用に備える計画である。
旅客ターミナル工事の進捗率は9月時点で約77.37%となっており、西側では国内線と国際線向けに少なくとも各1カ所のチェックインアイランドを稼働させ、国内航空会社と少なくとも1社の国際航空会社に対応できる設備を整える方針である。
フライト情報表示、監視カメラ、WiFiについても、チェックインから搭乗口まで旅客が利用する区域を中心に端末設備の少なくとも50%を設置することを目指している。
一方、東側の仕上げ工事や不具合の確認・修正は11月以降も続く予定で、空港内道路の工事も人手不足や悪天候の影響を受けている。
第1ゲートから旅客ターミナルまでの主要道路は10月31日の完成を目指す一方、ターミナルから東側への区間は12月31日の完成予定となっている。
工事現場では複数の施工業者による作業区域の重複や資材搬入路の制約も発生しており、建築、内装、機械・電気設備、消防設備などの工事が同じ区域で競合している。
さらに、ピーク時に必要な9000人超の作業員に対して約1600人が不足しており、南部で増える大雨や資材供給の途絶リスクも工期を圧迫している。
ACVは工期を守るため、施工業者に人員や機械の追加、交代制による作業時間の拡大を求めるとともに、BIMや工程管理ソフトを活用して工事区域の競合を抑える方針である。






































