〈写真:イメージ画像〉
ベトナム中南部のニャチャン市で、ロシア人観光客が現金を引き出すためATMに長い列を作る光景が相次いでいる。
特にムオンタイン・ヴィエンチエウのホテル・マンション複合施設周辺やチャンフー通りなどでは、ベトナム・ロシア合弁銀行(VRB)のATMを利用する外国人観光客が集中している。
各ATMでは少なくとも20人程度が順番を待ち、ムオンタイン・ヴィエンチエウ前では40〜50人を超える列ができることもある。
あるロシア人観光客によれば、ベトナム旅行前にベトナムドンを用意したものの不足し、持参した銀行カードではニャチャン市内でVRBのATMしか利用できず、長時間待つ必要があった。
別のロシア人観光客も、現金を引き出すまで30分以上待ったほか、利用可能なATMまで長い距離を移動する必要があったという。
ロシア人観光客を扱う旅行会社Anex Vietnamによると、欧米による制裁の影響でロシア人旅行者の金融取引には制約があり、多くがVRBのATMを利用している。
VRBのATMはニャチャン市内に少ないうえ、1回当たりの引き出し限度額も大きくないため、多額の現金を必要とする利用者は複数回の操作が必要となり、待ち時間が長くなる一因となっている。
VRB側もロシア発行の決済カードを持つ観光客の多くが同行のATMを利用していることを認め、ロシア人旅行者が多く滞在する地域を優先して、ニャチャン市内に現金引き出し拠点を増設する案を提出している。
一方、ベトナム投資開発銀行(BIDV)によると、一部のロシア発行カードは同行のATMでも現金を引き出せるが、利用する観光客は少ないという。
カインホア省文化・スポーツ・観光局によると、2026年1〜7月に同省を訪れたロシア人観光客は73万4700人を超え、前年同期の3倍以上に増加した。
ロシア人は中国人を上回り、韓国人に次ぐカインホア省第2位の外国人観光市場となっており、現在はロシアとCIS諸国から毎日14〜16便がカムラン国際空港に到着している。





































