〈写真:イメージ画像〉
ベトナムでは9月、北部と中部を中心に異例の高温となり、48件の気温記録が更新されたほか、降水量でも13件の記録が更新された。
北部では8月30日〜9月3日と9月28〜30日、中部では9月1〜3日と28〜30日を中心に猛暑となり、最高気温は広く35〜38℃、一部では38℃を超えた。
ハノイ市のラン観測所では9月30日に38.4℃を観測し、2025年の38.2℃を上回って9月として過去最高となったほか、ニンビン省ニョークアンでは37.7℃など各地で記録を更新した。
月平均気温でも23の気象観測所が9月として過去最高と同水準かそれを上回り、9月10日から寒気が流れ込んだものの、国内のほぼ全域で平年より0.5〜1℃高かった。
一方、降水量は地域差が大きく、北部では9月9〜11日、14〜18日、23〜24日に広範囲で雨となり、14〜17日には北部平野部やフート省、バクニン省で300〜500mm、一部で600mmを超えた。
中部では9月9〜26日に広範囲で雨が続き、総雨量は300〜700mmを中心に一部で700mmを超え、フエ市アルオイでは1113mm、タインホア省ティンザーでは958mm、ゲアン省ビンでは938mmを観測した。
月間降水量では13件の記録が更新され、アルオイは1252mmで2009年の1200mm、クイニョンは624mmで2022年の512mmを上回ったほか、ダクラク省エアクマットとホーチミン市ニャーベではともに640mmを記録した。
ラムドン省ファンリーでは609mmと2018年の記録202mmの約3倍に達し、ドンナイ省チアンでも616mmと2018年の611mmを上回った。
1日当たりの降水量でも記録更新が相次ぎ、ファンリーでは213mm、ハノイ市ホアイドゥックでは249mm、ビンでは401mmを観測し、それぞれ過去最高を更新した。
国家水文気象予報センターによると、9月の遅い時期まで厳しい暑さが続いた背景には、亜熱帯高気圧の強い活動や低圧部への寒気の流入に伴う局地的な昇温があり、世界的な気候変動や大都市のヒートアイランド現象も気温上昇に影響した。
同センターは10月の全国の気温について平年を0.5〜1.5℃上回ると予測しており、降水量は北部山岳地域で平年より5〜20%多い一方、北部のその他地域とタインホア省〜フエ市では20〜40%少なくなる見通しである。
また、エルニーニョの影響で寒気の活動は平年より弱く、厳しい寒さの到来は例年より遅くなり、寒さの厳しい日数も平年を下回る可能性があるという。









































