〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市タムビン街区のトゥードゥック農産食品卸売市場周辺で、魚介類を泥水や排水のそばに並べ、路上で下処理する露店の営業が続いており、食品衛生や周辺環境への影響が懸念されている。
9月27日午前4時ごろ、卸売市場周辺の道路や路地では、バイクで運び込まれた魚やエビ、イカなどが次々と路上に並べられ、早朝から買い物客でにぎわっていた。
商品は道路に敷いたビニールシートや低い容器に並べられていたが、一部のシートには泥が付着し、周囲には排水やごみが混じった水たまりができていた。
雨上がりには通行するバイクが泥水を跳ね上げるほか、魚介類を入れた容器が路面からわずか数cmの高さに置かれている場所も確認された。
さらに、一部の露店では魚を直接地面に置いて処理した後、黒ずんだ木製のまな板でうろこや内臓を取り除いており、魚の血液や内臓、うろこが泥水と混ざって道路に残されていた。
こうした環境にもかかわらず、早朝の市場には家庭用の食材を購入する住民や、開店準備のために仕入れを行う飲食店関係者が多く訪れている。
販売価格は豚バラ肉が1kgあたり約15万ドン(約920円)、淡水魚のティラピアが約6万ドン(約370円)、タチウオが約7万ドン(約430円)で、エビは安いもので約18万ドン(約1100円)となっていた。
午前11時ごろには客足が減り、露店商らが商品や販売用具を片付け始めるものの、路上には魚の処理で出た排水や内臓、ごみ、泥などが残り、生臭いにおいが漂っていた。
市場近くに住む男性は、営業中よりも撤収後の汚れが問題だと指摘し、昼になっても道路が汚れたままの日があり、通行する車両が汚水を跳ね上げることもあると訴えている。
タムビン街区人民委員会によると、卸売市場周辺の路上販売は2021年から続いており、2026年初めから延べ725回の取り締まり活動を実施したが、違反への処分は10件、罰金総額は2500万ドン(約15万円)にとどまっている。
これまでの調査では、空き地に仮設テントを設置するなどして食品を処理しながら、事業登録を行っていないケースも確認されており、検査時に責任者が不在だったり、商品を別の場所へ移動させたりする事例もあった。
当局は、露店商の多くが固定の営業場所を持たず、取り締まり担当者が立ち去ると再び営業を始めることに加え、市場周辺の購買需要が大きく、監視要員も不足していることが再発の要因だと説明している。
今後は違反が多発する場所に監視拠点を設置し、巡回や監視カメラによる監督を強化するとともに、食品の仕入れ経路や衛生条件についても検査を進める方針である。
また、卸売市場の管理委員会と連携して露店商を市場内の営業可能な区域へ誘導し、取り締まりのたびに販売場所を移動して営業を繰り返す状況の改善を目指すとしている。








































