〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市で建設が進むサイゴン川の歩行者橋について、主橋部分を10月18日に市中心部のバクダン船着き場へ搬入し、21日に両岸から延びる橋と接続する計画が明らかになった。
事業に資金を提供するNutifoodが12日に発表したもので、主橋部分の組み立てと耐荷重試験が完了し、輸送可能な状態になったという。
主橋部分は旧バリア・ブンタウ地域のドンスエン工業団地にあるダイズン造船所で組み立てられ、重量約1400トンの鋼製アーチを約2000トンの支持枠で支える構造となっている。
耐荷重試験では、多数の車軸を備えた特殊車両を使用して総重量約3400トンの構造物を40cm持ち上げ、各所に設置した測定機器で変位やたわみ、変形の有無を確認した。
約24時間にわたる検査の結果、構造物の安定性が確認され、輸送に必要な条件を満たした。
今後はブンタウからホーチミン市中心部まで約124kmを水路で曳航する予定で、全長約200mの大型構造物が船舶の往来する河川を通過するため、天候や潮位、船舶の通航管理などを慎重に調整している。
バクダン船着き場への到着後は主橋部分を所定の位置に据え、両岸側ですでに建設された橋の区間と接続する計画だが、21日の具体的な作業時刻は川の流れや水位によって決定される。
同橋は2025年3月に着工した大型インフラ事業で、総事業費は約1兆ドン(約61億円)、全長約720m、橋面幅6〜11mとなる。
南部地域を象徴するニッパヤシの葉を模した鋼製アーチが特徴で、完成後は市中心部の新たな歩行者動線と公共の交流空間として活用される見通しである。
両岸の接続後は橋面や欄干、周辺景観、各種設備の整備を進め、2026年内の供用開始を目指す。







































