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ベトナムで超加工食品やファストフードの消費が拡大しており、肥満や糖尿病、心血管疾患などの健康リスクが懸念されている。
各国の食品システムを分析するデータプラットフォーム「Food Systems Dashboard」によると、ベトナムの1人当たり超加工食品販売額は2017年の93ドル(約1万5000円)から2024年には122ドル(約1万9000円)となり、7年間で31%増加した。
特に若年層で食生活の変化が顕著であり、世界保健機関(WHO)が2022年に公表した調査では、週1回以上ファストフードを食べる13〜17歳のベトナム人学生の割合が、2013年の30%から2019年には54%へ上昇した。
週3回以上食べる学生の割合も倍増し、17%に達している。
国立栄養研究所のチュオン・トゥエット・マイ副所長は10月14日、食生活の変化を加速させる要因として、都市化、調理時間の減少、食品加工・小売業の拡大、ファストフードやオンライン料理配達サービスの普及を挙げた。
ベトナムでは即席麺やソーセージ、缶詰、菓子類、清涼飲料水、エナジードリンクなどが食料品店やスーパーで手軽に購入でき、包装食品の小売市場はアジアでも有数の成長を続けている。
超加工食品は精製されたでんぷんや糖分、油脂などを主原料とし、香料や乳化剤、保存料などの添加物を組み合わせた食品で、従来の調理食品とは異なり、新鮮な天然食材の割合が少ないことが特徴である。
専門家によると、栄養価が低い一方で高カロリーな食品を頻繁に摂取し、運動不足が重なると、過体重や肥満、2型糖尿病、心血管疾患、一部のがんなどのリスクが高まり、食事の質は精神的な健康にも影響するという。
マイ副所長は、新鮮な食材を優先して野菜や果物、食物繊維を十分に摂取するとともに、ファストフードや超加工食品、糖分の多い飲料を控えるよう呼びかけた。
WHOベトナム代表のアンジェラ・プラット氏も、塩分や糖分の過剰摂取、超加工食品への依存が、国内の心血管疾患や糖尿病、慢性呼吸器疾患などの疾病負担を増大させていると警告している。
こうした状況を受け、WHOはベトナム当局と協力し、包装食品に含まれる脂質、糖分、塩分の基準値を設定する栄養分類モデルの構築を進めている。
さらにWHOは、消費者が健康に悪影響を及ぼす成分の多い商品を簡単に識別できるよう、食品包装の前面に栄養成分に関する警告表示を付けることを提案した。
現在進められている食品安全法の改正に向けた意見募集では、専門家らが警告表示の義務化に加え、塩分や糖分、トランス脂肪酸を多く含む食品について、子ども向け広告の規制を強化するよう求めている。
広告の規制によって子どもの食品選択に対する宣伝の影響を抑え、家庭で健康的な食生活を実現しやすい環境を整えることが狙いである。






































