〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市のサイゴン川を横断する全長720mの歩行者橋で10月21日、中央部の鋼製アーチを既設部分につなぐ接合工事が始まった。
同橋はバクダン埠頭とトゥーティエム新都市区を結ぶサイゴン川初の歩行者専用橋で、2027年の旧正月に供用開始する予定である。
2025年3月に着工した同橋の総事業費は1兆ドン近く(約61億円)で、食品大手Nutifoodが建設資金を提供している。
橋の中央部には南部地域で親しまれるニッパヤシの葉をモチーフにした鋼製アーチを採用しており、今回設置する主径間は長さ187m、重量約1400tで、専用の支持架台を含めた総重量は約3400tに達する。
鋼製アーチを積載した台船はブンタウから現場へ運ばれ、21日午前3時ごろから4隻のタグボートを使って河川中央への移動と位置調整が進められた。
午前5時40分ごろには接合予定位置に到達し、その後、油圧ジャッキや多軸自走式搬送車を使用して構造物の高さを調整する作業が進められた。
台船にバラスト水を注入して船体を沈めることで、鋼製アーチを設計上の高さまで下げ、両岸から建設された橋の部分と正確に接続する仕組みである。
主要部分の接合作業は午前9時〜午後1時に実施する計画で、その後は支持架台と台船を撤去する予定となっている。
Nutifoodのプロジェクト責任者によると、数千tの構造物を河川中央で正確に接続する作業は、プロジェクトの中でも特に複雑で重要な工程の1つである。
サイゴン川の水位や潮の干満が作業に直接影響するため、流れが比較的弱くなる時間帯を計算したうえで、10月21日が作業日として選ばれた。
工事の安全確保に伴い、現場周辺のサイゴン川では21日と22日の両日、午前2時〜午後6時に船舶の通航が一時禁止される。
接合工事の完了後は、橋面や欄干、照明設備の整備に加え、エスカレーターやエレベーターなどの設置が進められる。
橋の幅は6〜11mで、完成後はホーチミン市中心部とトゥーティエム地区の公共スペースを結ぶ新たな歩行者動線となり、市の新たなランドマークとしても期待されている。









































