〈写真:イメージ画像〉
ダナン市の世界遺産ホイアン旧市街で観光客が例年にないほど減少し、約1カ月にわたって主要通りや観光名所が閑散とした状態となっている。
10月22日午前9時30分ごろ、普段は観光客でにぎわうチャンフー通り、グエンタイホック通り、バックダン通りでは人通りが少なく、少人数のツアー客や個人旅行者が散見される程度だった。
人気観光スポットの日本橋(チュアカウ)周辺やグエンティミンカイ通りも閑散としており、旧市街の静まり返った様子がSNS上でも大きな関心を集めている。
チャンフー通りの店舗で働く人物によると、ホイアンでは例年9月以降に観光の閑散期を迎えるものの、今年は過去数年と比べても観光客の減少が著しいという。
通りに観光客の姿がまったく見えず、露天商や清掃作業員しかいない時間帯もあり、こうした状況が約1カ月続いている。
現地の宿泊施設や体験型ワークショップの事業者からも、今年の観光客の落ち込みは例年より深刻だとの声が上がっている。
ダナン市観光協会のレ・クオック・ヴィエット副会長は、経済状況の厳しさに加え、2025年の洪水シーズンに大きく報じられたホイアンの洪水や異常気象に関する情報も、観光客減少の一因になっていると指摘した。
宿泊施設「Ahoy Hoian」の経営者によると、今年10〜11月は宿泊予約の約50%がキャンセルされており、洪水や自然災害への不安から、この時期のホイアン旅行を敬遠する観光客が増えているという。
一方、今年は晴天の日が多く、落ち着いた旧市街は観光にも適しているとして、宿泊施設側は観光客の受け入れ環境の改善に努めている。
ホイアン世界文化遺産保存センターによると、9月6日〜10月10日に旧市街の観光チケットを購入した人は12万1402人で、外国人観光客が11万690人、ベトナム人観光客が1万712人だった。
同期間のチケット販売収入は141億ドン超(約8600万円)に達した。
観光客の呼び戻しに向け、同センターはホイアンの建築遺産を巡るツアーと、ベトナムの伝統演劇をテーマにした文化体験プログラムの2つを新たに導入する準備を進めている。
また、露天商によるつきまといや強引な客引きへの取り締まりを強化するとともに、ホアイ川の手こぎ舟乗船券の販売場所を見直し、観光客の利便性向上を図る方針である。
さらに、AIやIoT技術を活用した観光サービスの導入も引き続き進め、世界遺産を訪れる観光客の体験の質を高めていくとしている。






































