政府に対する抗議運動に参加していた4人の容疑者が警察から器物損壊罪で起訴された。容疑者は警察から処分を受けた数百人の中の4人であった。

<2018年6月10日ホーチミンで発生した抗議運動で旗やプラカードを持つ参加者の様子(Tuoi Treニュース)>
火曜日、ホーチミン3区警察は「6月10日、抗議中に警察車両やその他の財産を奪取したとして4人の容疑者が起訴されている」と話す。
故意に物損被害を起こしたとして、Nguyen Van Tuan容疑者(30)、Truong Ngoc Hien容疑者(21)、Nguyen Huynh Duc容疑者(18)、Bui Van Tien容疑者(17)が器物損壊罪で起訴された。
Tuan容疑者とHien容疑者はすでに逮捕されている一方、Duc容疑者とTien容疑者は現在自宅軟禁の措置をとられている。
警察によると、4人の容疑者は6月10日のホーチミンで発生した抗議活動に参加し、新たな経済特区法案に反対していたという。
抗議中、Tuan容疑者は金属パイプを使用し2台の警察車両と1台のバスを破壊し、道端に駐車していたSUV車に向かって石を投げ車両にダメージを与えた。これらの行為によって車両に物損被害を及ぼした。
Hien容疑者はバスに向かって硬い物体を投げ、窓を割ったとして逮捕された。バスは警察が抗議活動を抑止するために用意した車両であった。
警察の取り調べでは、Hien容疑者は知り合いの誘いで抗議に参加したと供述している。同容疑者はFacebook上の友人70人に抗議活動への参加を呼びかけたという。
一方でDuc容疑者とTien容疑者は「警察のバス車両に向かって他の参加者から受け取った石を警察のバス車両に向かって投げ、窓を破壊した」と話す。
Duc容疑者とTien容疑者は現場にいた警察官に対しても投石したことを認めている。
ホーチミン3区警察は「15歳の少年が警察車両に向かって石を投げている様子も確認したが、まだ15歳という若い年齢であることから起訴は見送った。15歳の少年に関しては、少年が在住するHoc Mon区で書類送検される見通しだ。これにより少年が再び同じような行為をすることがなくなることを期待している」と話す。
6月10日、ホーチミン市街各地で経済特区法案に対する抗議活動が行われ、数千人の市民が参加した。法案は外国人に対して99年の土地賃貸期間を設定することで国家安全保障に重大な脅威がもたらされると懸念していることが抗議活動の発端だ。
ホーチミン市警察と下部組織は「警察は抗議に参加していた310人の市民に処分を下している。その中には海外のテロ組織に関係するアメリカ人やその他の外国人も含まれていた」と話す。
現在、ベトナムは新たに3つの地域で経済特区を建設する計画を立てている。新たに経済特区を設け高額な資金援助の提供と規制緩和を行うことで、海外の投資家を誘致することが期待されている。
新たな経済特区となるのは、ベトナムの南部Kien Giang省、北部Quang Ninh省、中南部Khanh Hoa省だという。
国民の抗議活動を受け、ベトナム政府は法案の見直しを約束している。修正案は10月に提出され、国会で審議される予定だ。
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