<写真:VnExpress>
外国人観光客は直行便の不足と航空券の高騰により、ベトナムを訪れる計画を中止して近隣の国々に目的に変更する傾向が出始めている。
高級クルーズ会社Lux Groupのファム・ティエン・チャン支店長によると、今年初めに30人のイタリア人グループが同社を通して旅行予約をしたが、航空運賃の高さを目の当たりにして予約をキャンセルしたという。
現時点ではベトナムとイタリアを結ぶ直行便は運航しておらず、ローマからニャチャン市やフーコック市、ダナン市といった観光地を訪れるためには経由便を利用し、往復で最低でも3500万ドン(約20万円)程度が必要となる。
また、イギリス人観光客グループも同社の予約をキャンセルし、航空運賃の安いタイに変更したという。
同支店長によると、イギリスやドイツからベトナムに向かう航空券の価格はパンデミック前水準の2倍となっているため、ベトナムの代わりに近隣の国を選択することを余儀なくされている。
ベトナム航空プロダクトマーケティング部のチュオン・チャン・ゴック副部長は、同航空が最近になってパンデミック時の損失を補填するために航空券価格を値上げしたことを明らかにした。
ハノイ観光JSCのヌー・ティ・ガン代表によると、世界的な景気後退の影響で外国人観光客が予算を引き締め始めており、現在の高額な航空運賃が観光業界にとって大きなデメリットとなっている。
ベトナム国家観光局のハ・ヴァン・シウ副議長は、観光業の回復には航空が重要な役割を果たすことを指摘するとともに、ベトナム政府に対して、航空各社がベトナムへの新ルートを開設して外国人観光客の誘致機会を増加させるため、国や地域と結んだ航空協定を見直すことを提案した。
現時点ではベトナムに就航している航空会社は69社となっている。
ベトナムは2022年の外国人観光客受け入れ数がパンデミック前水準の約20%である360万人に留まった。2023年には外国人観光客800万人の受け入れを目標としている。




































