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ニャチャンに大規模麻薬製造工場、1.4トンの高純度ケタミンを押収

2025年03月28日(金)07時00分 公開
ニャチャンに大規模麻薬製造工場、1.4トンの高純度ケタミンを押収

<写真:congan.hanam.gov.vn>

 

ベトナム公安省は3月26日、カインホア省ニャチャン市で大規模な麻薬製造組織を摘発し、1.4トンの高純度ケタミンおよび約80トンの化学物質を押収したことを発表した。

 

本事件の端緒は、2024年8月に中国当局から提供された情報にある。これを受け、国家警察の薬物犯罪捜査局(C04)が捜査を開始した。

 

その結果、台湾籍のチュオン・スアン・ミン容疑者(51)を首謀者とする組織が、ニャチャン市郊外の人目につきにくい墓地近隣に秘密工場を設置し、合成麻薬の製造を行っていた実態が明らかとなった。

 

当該工場では7基の大型反応槽、冷却装置、遠心分離機などの設備が導入されており、先進的な製造ラインが構築されていた。

 

2025年1月末には、製造の第1段階として約1.8トンの黄色い粉末が完成し、それを冷凍保管したのち、精製を経て高純度のケタミンに加工されていた。

 

同年3月22日午前0時、C04はカインホア省警察および税関当局と連携し、約200人から成る部隊によって一斉捜索を実施した。

 

これにより容疑者11人(中国籍4人、台湾籍3人、ベトナム人4人)を逮捕し、複数の製造拠点および倉庫から、大量の麻薬および製造機材が押収された。

 

この摘発を受け、ファム・ミン・チン首相は3月25日、関係機関に対し「極めて優れた成果」として称賛する書簡を送付した。

 

本件は国際的な連携と高度な捜査能力により、ベトナム国内における違法薬物製造の実態を明らかにした重要な成果と位置づけられる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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