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麻薬密造組織のボスはDJ女性、ホーチミンでの犯罪活動の全貌
<写真:tuoitre-vn>
ベトナム公安省の調査によると、女性DJであるグエン・ティ・ホアイ被告(32)が、違法麻薬ハッピーウォーターの製造・販売を中心とした犯罪組織を主導していたことが明らかになった。
ホアイ被告はカンボジア滞在中に麻薬密売人のジン(詳細不明)と恋愛関係に陥り、その後、同人物の主要な協力者として活動したとされる。
2020年、ホアイ被告はカンボジアでDJとして働いていた際にジンと知り合い、関係を深めた。
2022年には、ジンがハッピーウォーターと呼ばれる液体麻薬の包装作業に関与していることを知った後、麻薬の包装や輸送記録の管理を任され、月給5000万ドン(約30万7300円)を受け取っていた。
2023年1月、ホアイ被告が甲状腺疾患の治療のためベトナムに戻ると、ジンは麻薬の原材料を送付した。
ホアイ被告はホーチミン市で包装作業を組織し、1袋あたり2ドル(約312円)の報酬を得て、同市5区の住宅を拠点に麻薬の包装と保管を行い、複数の人物を雇用して作業を進めた。
調査では固形状態の麻薬28kg、ハッピーウォーター1万4624袋、固形麻薬29.3gが押収された。これらの麻薬は主にメタンフェタミン、MDMA、ニメタゼパムを含むとされる。
公安省はホアイ被告がベトナム国内での麻薬包装・販売ネットワークの首謀者であると結論付けた。
ホアイ被告は計106.3kgの麻薬の販売および58.3gの麻薬の違法所持について責任を負うとされる。
また、複数回にわたる麻薬の提供、使用場所の提供、使用器具の準備を主導したとされている。
ホアイ被告に対しては、麻薬の違法所持、販売、使用の組織化に関する3つの罪状での起訴が求められている。
調査ではホアイ被告名義の銀行口座に4億1000万ドン(約252万1860円)、別名義の口座に125億ドン(約7682万5000円)、さらに16億ドン(約983万3600円)の預金があることが判明した。
これらの資金の大部分は違法な麻薬取引による収益であるとみられる。また、ホアイ被告はホーチミン市1区の住宅購入に63億ドンを費やしていたが、購入手続きが完了する前に逮捕された。
調査当局は資産の大半が麻薬取引に由来するとして、没収および差押えを継続する方針を示している。
さらに、事件に関与した他の容疑者の追跡や、ジンを含む関係者の身元確認が進められている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。