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違法薬物のハッピーウォーター、ホーチミンで女子大生が緊急治療
<写真:vietnamnet.vn>
ホーチミン市の統一病院は28日、薬物中毒により緊急治療を受けた2ケースの患者を、27日に受け入れたことを明らかにした。
最初のケースは同市在住の女子大生Aさん(23)で、「ハッピーウォーター」と呼ばれる飲料を摂取した後に重度の呼吸不全で緊急治療を受けた。
27日夜にAさんは誕生日パーティーに参加し、ラベルのない飲料を摂取した。
約2時間後にAさんは嘔吐し、意識を失い、呼吸不全に陥った。
Aさんは統一病院に搬送され、直ちに気管挿管と人工呼吸器による治療を受け、集中治療室での監視下に置かれた。
翌朝になってAさんの気管挿管は取り除かれ、状態が徐々に安定しはじめた。
統一病院の集中治療・解毒科のホアン・ゴック・アン医師によると、患者が摂取した「ハッピーウォーター」には、アンフェタミンやメタンフェタミンといった覚醒剤成分が含まれていた。
2番目のケースは男性Bさん(50)で、27日の夜に入院した。Bさんは友人とビールを飲み、刺激薬を強要された後に、ぼんやりとした状態で病院に搬送された。
Bさんは検査でアンフェタミンに陽性反応を示し、翌朝になって退院した。
アン医師によると、薬物中毒の場合は気管挿管や人工呼吸器による支持治療が行われるが、遅れて病院に到着した患者は循環呼吸停止に陥り、生命に危険が及ぶ可能性がある。
薬物使用は神経系に影響を与え、興奮や多弁を引き起こす。重度の場合は、けいれんや興奮、さらには多臓器障害を引き起こすことがある。
アンフェタミンは血管の収縮を引き起こし、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性があり、一度でも試すべきではない。
統一病院は年間5~7件の薬物中毒や刺激物による中毒ケースを受け入れており、中には2回緊急治療を受ける人もいる。
しかし、「ハッピーウォーター」による呼吸不全で治療を受けたのはこれが初めてであるという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。