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増加する麻薬ハッピーウォーター、服用した場合の危険性
<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市では麻薬「ハッピーウォーター」を使用して搬送される患者が増加しつつあり、問題になり始めている。
ハッピーウォーターは合成薬物であるMDMA、ケタミン、ジアゼパムなどを含む水とされており、使用者に強烈な幻覚を引き起こし、興奮感を感じさせる。
この「ハッピー」な感覚は中枢神経系に作用することで、ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の生成を刺激し、幸福感や高揚感を生み出す。
ハッピーウォーターは通常、水やその他の飲料に混ぜられ、色や風味が加えられたソフトドリンクのようになるという。
このようにしてハッピーウォーターを偽装することで、使用者が容易にアクセスしやすくなり、法執行機関の注意を逃れやすくなる。
ハッピーウォーターを最初に使用する人の多くは、それがストレス解消の1つの方法であると誤解している。
多くがその後の悲惨な結果については考えておらず、最近ホーチミン市で緊急搬送された女性のように、重度の呼吸不全を引き起こす場合がある。
ハッピーウォーターが危機的な呼吸困難を引き起こす理由は次の3つとなっている。
1. 体温を危険なレベルまで上昇させる。中枢神経系を過剰に刺激し、新陳代謝を加速させ、体が通常よりも多くの熱を生成する。汗腺の活動を抑制することにより、体が汗を通じて熱を放出する能力が低下してしまう。
2. 血管の収縮を引き起こし、皮膚への血流を減少させ、体の熱放散能力を低下させる。これにより、重度の脱水症状、血液量の減少、肺を含む各臓器への酸素供給の減少につながる。
3. 心拍数の異常を引き起こし、心臓が血液と酸素を臓器、特に肺と脳に効率的に循環できなくなる。肺と脳が酸素不足になると、細胞の不可逆的な損傷が発生する。
呼吸不全になると、患者は最初は息苦しさを感じ、徐々に悪化し、呼吸が困難になり、最終的には青白い顔色になり、意識を失い、呼吸が停止してしまう。
ハッピーウォーターの使用後に呼吸困難を感じた場合は、速やかに患者を横にして嘔吐を防ぎ、患者の服を緩める必要がある。
初期対応として心臓マッサージや人工呼吸を行い、救急車を呼び、速やかに最寄りの病院へ搬送しなければならない。
ハッピーウォーターは非常に危険な合成薬物で、高い依存性と致命的なリスクを伴うため、たとえ一度きりの使用であっても避けるべきである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。