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ベトジェット、エアバスと新型機100機の導入契約を締結
＜写真：nld.com.vn＞
ベトナムの格安航空会社ベトジェット（Vietjet）は、17日にフランス・パリで開催された「パリ航空ショー2025」において、欧州の航空機大手エアバスとA321neo型機100機の購入契約を締結した。
さらに、50機の購入オプションも契約に含まれている。
今回の契約は、5月発表されたA330neo型機20機の追加購入に続くものであり、ベトジェットが保有する広胴機の数は合計で40機に拡大する見通しである。
これにより、同社はアジア太平洋地域での高需要路線への対応を強化するとともに、ヨーロッパへの長距離国際線の開設を本格的に視野に入れている。
契約対象となるA321neoは、A320neoファミリーの中で最大の座席数を有する機種であり、最新世代のエンジンと「シャークレット」と呼ばれる翼端装置の採用によって、従来型機に比べ燃料消費を20%以上、騒音を50%それぞれ削減する性能を持つ。
また、持続可能な航空燃料（SAF）を最大で50%まで使用可能であり、2030年までに100%のSAF対応を実現する計画も進行中である。
ベトジェットのグエン・ティ・フオン・タオ会長は「今回の契約は単なる航空機の購入にとどまらず、ベトナムを航空輸送、技術サービス、ロジスティクス、人材育成、航空インフラといった要素を包含した『航空エコシステム』の地域中核拠点とする構想の一環である」と述べ、持続可能な国際展開に向けた強い意志を表明した。
現在、ベトジェットはすべてエアバス機で構成される約120機の航空機を運航しており、これまでに400機以上の機材を発注している。
今後もエアバスとの戦略的パートナーシップを継続しながら、拡大する航空需要に応えるべく、ネットワークおよび機材の一層の強化を図る方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
