〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市では2026年初めから9月6日までに、デング熱の感染者が3万1032人確認され、専門家は蚊やボウフラの駆除とワクチン接種を組み合わせた「二重の防御」を呼びかけている。
8月3日〜9月6日の5週間は毎週1000人を超える新規感染者が確認され、8月31日〜9月6日の1週間だけでも1338人に上った。
ホーチミン市疾病管理センター(HCDC)のレー・ホン・ガー副所長によると、デング熱は同市で年間を通じて発生する感染症となっており、2026年1〜8月の感染者数は前年同期を上回っている。
高い人口密度や気候変動などに加え、花瓶や水栽培用の容器、ペットボトルのふたなど家庭内のわずかな水たまりも、媒介蚊であるネッタイシマカの繁殖場所になるという。
蚊の卵は水に触れると約7日で成虫まで成長する可能性があり、乾燥した状態でも最長6カ月生存するため、容器の水を捨てるだけでなく、定期的に洗浄することが重要とされる。
専門家は各家庭に対し、毎週10〜15分をかけて水がたまる場所を確認し、ボウフラの発生源を取り除くほか、蚊に刺されないための対策を続けるよう推奨している。
デング熱は初期症状が一般的な発熱と区別しにくく、重症化すると輸血や人工呼吸器、血液浄化、ECMOなどの高度な治療が必要になる場合がある一方、現在は特効薬がない。
ベトナムで流通するデング熱ワクチンは4歳以上を対象に保健省が承認しており、専門家は蚊の駆除など従来の対策に加える予防手段として接種を位置付けている。
HCDCは、ワクチン接種後も蚊やボウフラの駆除、蚊帳の使用などを継続し、家庭と地域全体で感染リスクを抑えることが重要だとしている。







































