〈写真:イメージ画像〉
ハノイ市が意見募集を進めているホアンキエム湖と周辺地域の都市計画見直し案で、市人民評議会・人民委員会庁舎や劇場、児童文化施設の一部を解体し、新たな施設を整備する案が示されている。
市人民委員会庁舎周辺では敷地を再構成し、地上9階・地下4階の新施設を建設する計画で、フランス建築の旧幼児施設、インドシナ財務局、旧市庁舎の3棟は保存する方向である。
ホアンキエム湖周辺では、湖を中心に広場や公園、公共空間の連続性を高め、歴史・文化・建築景観を維持しながら都市機能を再編する方針が示されている。
ドンキン・ギアトゥック広場では湖や東側の公園・広場との接続を強化するとともに、鶴の翼をイメージした凱旋門型の象徴的建築物を設ける案も検討されている。
地上交通と地下空間を一体的に整備し、ホアンキエム湖、ハノイ・オペラハウス、ベトナム国立歴史博物館、新たな開発エリアを結ぶ構想も盛り込まれた。
地下空間には交通施設や駐車場、商業・サービス、文化施設などを配置する計画で、広場・公園周辺では地下約3.5層を整備し、地下鉄C9駅とTOD地区へ接続する案が示されている。
ハノイ郵便局周辺では景観に合わない一部建築物を撤去し、かつて存在したバオアン寺の建築的イメージを取り入れることが提案されている。
湖の南東側では小規模商業施設やカフェ、キオスクを整備し、チャンティエン通りからハノイ・オペラハウスへの動線を強化するとともに、グエンカックカン通りとチャンティエン路地を歩行者空間とする計画である。
湖の西側ではニャートー通りを湖まで延伸して歩行者空間を拡大し、新聞社・印刷所やハノイ市公安捜査警察の庁舎周辺を再構成して高級ホテルを配置する案も検討されている。
今回の計画見直しは、歴史的価値を持つホアンキエム湖を中心に広場、公園、文化施設、交通インフラを一体的に再編し、市民や観光客向けの公共空間と都市機能を向上させることを目指している。






































