〈写真:イメージ画像〉
ハノイ市では9月14〜17日に大雨が続いたものの、2025年に冠水が深刻だった複数の地域で今回は冠水が確認されず、市建設局は緊急の冠水対策工事が「初期段階の効果を上げている」と評価した。
熱帯低気圧と熱帯収束帯の影響で、市内では4日間にわたり激しい雨が続き、多くの地域で累積雨量が400mmを超え、イエンソーでは600mm、ハイバーチュンでは598mmに達した。
17日夜の時点では、市中心部や緊急対策工事が実施された地域で大規模な冠水は確認されず、2025年に冠水の重点地点だったフンフン通り、ハンダー市場周辺、グエンチャイ通り、西湖西部などでも被害は発生しなかったという。
また、従来は大雨後の排水に4〜10時間を要していたボーチコン通りやCiputra地区、ミーディン競技場広場周辺などでも、今回は多くの場所で30分〜2時間程度で水が引いた。
一方、市内西部と南西部のヌエ川流域を中心に低地では水が引きにくく、午後5時時点でハノイ排水会社の管理区域には10カ所の冠水地点が残り、水深は20〜30cmだった。
トー・フー通り〜ルオン・テー・ヴィン地区では、近くに緊急冠水対策として整備されたドンボン2調整池があるにもかかわらず17日朝に冠水したが、午後2時までにほぼ解消し、交通も通常に戻った。
市建設局は、長時間の降雨で排水管や水路、周辺の調整池の水位が高止まりし、トー・フー通りやドンボン2調整池に流れ込む水量が一時的な処理能力を上回ったことが原因と説明している。
このためドンボン2のポンプ施設を最大出力で運転し、ヌエ川への排水や集水口の清掃、交通整理などを実施した。
市建設局によると、今回の結果は集水、導水、貯留、排水能力の改善を示しており、2025年と比べて冠水する範囲や深さ、継続時間の縮小につながったという。
ただし、設計能力を超える極端な豪雨への対応には、西部や南西部を中心に主要排水施設や幹線排水路、排水システムへの追加投資が必要としている。







































