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ベトナムの建設・インフラ業界で人手不足が深刻化し、ハノイ市などでは熟練工を中心に賃金が上昇しており、特殊設備を扱う技能工には月6500万ドン(約39万円)が提示される例も出ている。
ハノイ市雇用サービスセンターによると、交通・インフラの重点事業や建設工事が相次いで進む中、人材不足は年末まで続く見通しで、建設会社は給与や手当、住居環境などの待遇改善を迫られている。
技術作業員や機械オペレーターの平均月収は1000万〜2000万ドン(約6万1000〜12万円)、建設エンジニアや監督職では1500万〜3500万ドン(約9万1000〜21万円)に達する。
8月末にハノイ市で開かれた建設分野の就職説明会では、求人需要の76%を一般作業員が占め、中級以上の資格を求める求人は24%で、募集ポジションの50%超は面接時に給与を協議する形となっていた。
タイル施工を請け負う人物によると、郊外の補助作業員の日給は50万〜60万ドン(約3000〜3600円)、市街地では65万〜75万ドン(約3900〜4500円)で、熟練工は日給100万ドン(約6100円)前後を得ている。
一方で人材の確保は難しく、若い作業員の中には数カ月や1つの現場だけで辞める人もおり、長く働き続けるのは40〜50代の男性が中心となっている。
ある建設会社では、モルタルやコンクリート作業を補助する作業員の日給が53万ドン(約3200円)、月収は1400万〜1500万ドン(約8万5000〜9万1000円)で、熟練度に応じて主要作業員の月収は1600万〜3300万ドン(約9万7000〜20万円)となる。
人材争奪は道路インフラ工事にも影響しており、フーギー〜チーラン高速道路とドンダン〜チャーリン高速道路では、掘削機やロードローラーなどを扱う技術作業員50人超がハノイ市の大型都市開発事業へ移った。
建設会社568の代表者によると、首都の大型事業では熟練作業員に月3500万〜4000万ドン(約21万〜24万円)、場所打ち杭用の掘削設備を扱う作業員には最大6500万ドン(約39万円)を提示するケースがある。
交通インフラ工事を手掛けるフオンタイン社でも現場エンジニアや機械運転手など約400人が不足し、年初から人員の30%が他社へ転職しており、エンジニアや熟練工の給与を20〜50%引き上げても採用が難しい状況である。
人手不足は関連業種にも広がっており、防火設備の施工・設置を手掛ける企業は120人を募集しているが、確保できたのは約半数にとどまり、未経験の補助作業員でも日給48万〜63万ドン(約2900〜3800円)を提示している。
同社では今年の受注・事業量が前年同期比で約30%増加しており、建設・インフラ工事が年末に向けて加速することで、人材需要はさらに高まるとみている。










































