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ベトナムでは、老後の生活や介護を子どもが支える家庭が多く、長年暮らす外国人からは子どもが「老後の保障」のような役割を担っているように映るという。
ベトナム人口・健康・開発研究所(PHAD)が60歳以上を対象に行った研究では、約39%が子どもから金銭的な支援を受けている一方、年金を受給している人は24%未満であった。
80歳以上では子どもから支援を受ける割合が47.8%に上昇するのに対し、年金受給者は18.3%に低下している。
介護でも家族への依存度は高く、2023年に公表された研究では、日常生活で支援が必要な高齢者の43.1%を娘、37%を息子、34.7%を息子の妻が世話しており、有料の介護者を利用する割合は1.9%にとどまった。
2024年の統計では、ベトナムの高齢者約1610万人のうち、年金や手当を受けているのは540万人余りで、700万人以上が引き続き労働や生産、事業に従事している。
ハノイ市在住の外国人男性は、退職した親と子、孫が同居する3世代家族や、祖父母が孫の送迎や家事を担う生活に強い印象を受けたという。
ベトナム人女性と結婚した外国人男性も、妻が祖父母や両親の将来の生活費を見越して収入の一部を確保していることから、ベトナムでは家族が老後の支えになると感じている。
妻の両親は若い頃に自営業などで働き、収入の多くを子どもの教育に充てたため、大きな貯蓄や年金がないが、親から求められなくても妻は扶養を自らの責任と考えているという。
RMITベトナムによれば、家族を老後の支えとする価値観が根強い一方、少子化や若者の都市部への移動、住宅・雇用・家計への負担により、従来の仕組みを維持することは難しくなっている。
女性の就業率が高まる中で、仕事と育児、高齢者介護を同時に担うことにも限界があり、高齢者向けサービスや日中の交流・介護施設、有料の介護人材を整備するとともに、年金や社会保障制度を高齢化に合わせて充実させる必要があるとしている。









































