〈写真:イメージ画像〉
ベトナムの予防接種センター「VNVC」は9月25日、スイスのSubstipharm Biologicsと共同で、EV71型ウイルスによる手足口病を予防するワクチンの接種を国内で開始した。
両社によると、これによりベトナムは東南アジアで初めて同ワクチンを導入する国となった。
対象は生後2カ月〜6歳未満の子どもで、接種開始時の年齢に応じて2〜3回接種する。
同ワクチンはベトナムで第3相臨床試験が実施され、EV71による手足口病に対して96.8%の予防効果が示され、接種群ではEV71への感染例が確認されなかったという。
EV71は重症化や死亡につながる手足口病の主要な原因の1つで、中枢神経系に障害を引き起こす可能性があり、感染した子どもが6〜8時間で軽症から重篤な状態へ悪化するケースもある。
重症例では神経系や心血管系の合併症、肺水腫、多臓器不全などが生じることがあり、集中治療に数千万〜数億ドンを要する場合もあるという。
接種開始初日にはハノイ市やホーチミン市、ダナン市、カントー市など各地で子どもへの接種が行われ、全国約300カ所のVNVCセンターで数万件の予約が入った。
予約した子どものうち約70%は3歳未満で、感染や重症化のリスクが高い年齢層が多くを占めた。
VNVCは数年前からSubstipharm Biologicsとワクチン導入に向けた協議を進め、供給や保管体制、医療従事者の研修などを準備してきたとしている。
今後は全国の接種センターへの供給を進め、手足口病の流行期を前に子どもへの接種を拡大する方針である。









































