〈写真:イメージ画像〉
ベトナム航空(Vietnam Airlines)は10月14日、国際的な食の表彰制度「World Culinary Awards 2026」で、世界最高の機内食を提供する航空会社に贈られる「World’s Best Culinary Airline 2026」を受賞した。
アジアの航空会社として初の受賞で、エミレーツ航空やカタール航空、シンガポール航空、エールフランス航空、キャセイパシフィック航空、ターキッシュエアラインズなどの大手航空会社を抑えて世界一に選ばれた。
同社はベトナムの伝統料理を機内食の特色としており、フォーやブンボーフエ、ミークアン、ホイアン名物のバインミーなどを提供している。
これらの料理は上空でも本来の風味を維持できるよう調理方法を調整しており、機内食の製造部門と客室乗務員が連携し、品質や温度、盛り付けなどを管理している。
また、機内ではベトナム各地の農産物も積極的に採用しており、ソンラ省のプラムやルックガン産のライチ、フンイエン省のロンガン、ディエンビエン省のマカダミアナッツ、ドンナイ省のカシューナッツなどを季節に応じて提供している。
ラムドン省産のドラゴンフルーツやメロンなども取り入れており、2026年1〜9月には同社と系列の機内食製造会社が合計2260トンの国産野菜・果物を使用した。
さらに、機内誌「Heritage」や機内エンターテインメント、公式メディアを通じて食材の産地や地域の特色を紹介し、乗客が料理とともにベトナム各地の文化や観光地について知る機会を提供している。
同社は2030年までに5つ星のサービス水準を達成する目標を掲げており、機内食の品質向上を重点施策の1つに位置付けている。
メニューは路線や搭乗クラスごとに構成し、伝統的な味わいを維持しながら、現代的な調理技術や盛り付け、新たな食のトレンドも取り入れている。
ベトナム航空のダン・アイン・トゥアン副社長は、今回の受賞について、同社の取り組みが評価されるとともに、国際競争の激しい航空サービス業界でベトナム料理の魅力が認められたものだと述べた。
また、2030年の5つ星サービス実現に向けて国際基準の品質を確保しながら、乗客の記憶に残り、再び選ばれる航空会社となるためには、ベトナム独自の価値を生かすことが重要だと強調した。
World Culinary Awardsは、旅行業界の国際的な表彰制度「World Travel Awards」と同じ系列に属する年次表彰制度で、世界の飲食・料理分野で優れたサービスを提供する企業や施設を表彰している。






































