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国境警備隊長、密輸業者から賄賂約1億円以上を受け取り起訴
＜写真：tuoi tre＞
ベトナム南部キエンザン省の元国境警備隊長は、ガソリン密輸組織に協力し「月給」として合計56万ドル（約7679万円）と62億ドン（約3622万円）の賄賂を受け取った罪で起訴された。
中央軍事検察院は、グエン・テ・アイン元国境警備隊長（49）をはじめ、多くの沿岸警備隊・国境警備隊幹部ら13人が関与した「密輸、収賄、海外逃亡の手配、犯罪不報告」事件での起訴を完了させた。
アイン被告とその共犯者の裁判は12日から3日間、第7軍区軍事裁判所で行われる予定である。
ガソリン密輸組織のファン・タイン・フー被告（65）は、2019年9月〜2021年2月にかけて1億9800万リットル以上のガソリンを密輸した罪に問われている。
起訴状によると2019年9月、フー被告は他の多くの者と共謀し、密輸・商業詐欺・偽造品対策国家運営委員会の常設事務所の副所長であったアイン被告の助けを借りて、同省からカンボジアにガソリンの密輸を行なった。
アイン被告は2019年10月〜2020年2月にわたり毎月3万ドル（約411万円）と1億ドン（約58万円）を受け取っていた。
2020年3月〜2020年8月には、フー被告と共犯者はシンガポールからベトナムへのガソリン密輸を行い、アイン被告は支援の見返りとして毎月6万ドル（約823万）と9億5000万ドン（約555万円）の支払いを要求し受け取っていた。
2020年9月にアイン被告がキエンザン省の国境警備隊長に異動し、フー被告は逮捕の1カ月前の2021年1月まで毎月1万ドル（約137万円）を賄賂としてアイン被告に支払っていた。
アイン被告がフー被告から受け取った賄賂の総額は56万ドル（約7679万円）と62億ドン（約3622万円）56万ドルにのぼる。
フー被告はアイン被告の従兄弟であるアン被告を通して賄賂の支払いを行なっていた。
フー被告の逮捕から約1カ月後の2021年3月3日、アイン被告はアン被告が国境を越えてラオスに不法入国するよう手配し、1カ月後にラオス警察によって捕まり、ベトナム当局に引き渡された。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
