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遠のく外国人観光客、暗いホーチミンのホテル経営
＜写真：VnExpress＞
ホーチミン市内のホテルは、外国人観光客の激減と国内観光客のビーチへの旅行志向により、低稼働率に苦しむ状態が続いている。
同市内ではホテルの閉鎖やオフィスビルへの改装が相次いでおり、5月には同市1区にある100室以上のノーフォーク・ホテルが営業を停止し、6月中旬にはブイビエン（Bui Vien）通り、ブイティースアン（Bui Thi Xuan）通り、レタントン（Le Thanh Ton）通り、リートゥーチョン（Ly Tu Trong）通りといった観光エリアにある多くのホテルが宿泊客不足のために一時閉鎖した。
不動産コンサルタント会社Savills Vietnamによる最新の宿泊施設市場レポートによると、第2四半期のホテル稼働率は前四半期比で8ポイント低下している。
また、同市への外国人観光客は前四半期比で13％減少しており、全セグメントが苦境に立たされ、同市における宿泊客の宿泊率はわずか19％で国内最低であった。
同市内のホテルはビジネス客頼りの状態である。
Savills Vietnamによると、ベトナムにおける国際観光業の回復は周辺諸国よりも遅れており、2番目に大きな市場である中国からの訪問者数も2019年から上半期で78％減少している。
投資会社ノース・スターズ・アジアのチャン・ミン・ハー会長は、雨季に当たる第3四半期は同市における観光客が少ない時期であるため、稼働率や客室料金の低迷が続き、恒久的または一時的に閉鎖するホテルの数が急増する可能性があると予想する。
パンデミック後の経済的困難、退屈で単調な観光商品、ベトナムの難しいビザ政策が観光客を遠ざけており、同市はタイやシンガポール、インドネシアなどの国と競争するため、観光客誘致のプログラムを強化する必要があるという。
同市のホテル業界は景気回復の楽観的なシグナルを待っているが、市場は2024年末まで待たなければならない可能性がある。
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