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東南アジア人気飲料トップ10、ベトナムコーヒーは何位?

2025年12月10日(水)07時00分 公開
東南アジア人気飲料トップ10、ベトナムコーヒーは何位?

<写真:baoquocte.vn>

 

ベトナムを代表する3種のコーヒー、「カフェスアダー(練乳入りアイスコーヒー)」「デンダー(ブラックアイスコーヒー)」「カフェチュン(エッグコーヒー)」が、世界の料理情報サイト「Taste Atlas」による東南アジアの人気飲料ランキングでトップ10入りを果たした。

 

同サイトが11月13日に発表したランキングは、東南アジアの代表的な飲料62品を対象としたものである。

 

その中で、カフェスアダーは第3位にランクインした。深煎りのロブスタ種コーヒーに練乳と氷を加えたこの飲料は、伝統的に金属製のフィルター「カフェフィン」を用いて抽出される。

 

苦味と甘味、そしてコクのバランスが取れた味わいが特徴であり、近年ではエスプレッソマシンを用いた抽出法も普及している。

 

第6位にはデンダーが選ばれた。砂糖を加えて提供されることが多く、ロブスタ種特有の強い苦味と深煎りによる香ばしさが際立つシンプルなスタイルが、ベトナム国内で広く親しまれている。

 

第10位には、ハノイ発祥のエッグコーヒーが入った。熱いコーヒーの上に泡立てた卵黄と練乳を重ねたこのユニークな飲料は、1950年代に誕生し、現在もハノイの名物として観光客に高い人気を誇っている。

 

このほかにも、ベトナムの多彩な飲料がランキングの上位に名を連ねた。蓮茶が第12位、ヨーグルトアイスが第23位、タオメオ酒が第26位、ルオウカンが第29位、紫米酒が第31位に選出された。

 

また、塩コーヒーやココナッツコーヒーといった新しいアレンジ飲料も評価されている。

 

ランキングの第1位はタイのミルクティー、第2位はマレーシアのイポーホワイトコーヒーであった。

 

ベトナムコーヒーは近年、国際的な注目を集めている。2023年には、同じくTaste Atlasにおいてカフェスアダーが世界の人気コーヒー第2位に選ばれたほか、CNNやカナダの旅行誌でもその魅力が紹介された。

 

ベトナムにコーヒーが伝来したのは1857年である。現在では主に中部高原地帯、特にダクラク省を中心にロブスタ種が広く栽培されており、全国の栽培面積は約68万haに及ぶ。

 

2025年11月時点におけるコーヒーの輸出量は135万トン、輸出額は76億4000万ドル(約1兆188億円)となっており、前年同期比で大幅な増加を記録した。

 

ベトナムコーヒーは、独自の抽出方法と素材の組み合わせにより発展を遂げ、都市文化と融合した独特のスタイルを世界に向けて発信している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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