〈写真:イメージ画像〉
ハノイ市人民検察院は、偽の振込完了画像309枚を使い、ニンヒエップ市場の女性布地商から総額130億ドン超(約8000万円)の商品を詐取したとして、ニンビン省在住のドン・ミン・トゥアン被告(35)を起訴した。
トゥアン被告は印刷や刺しゅう、衣料品縫製を手掛けており、取引を通じて女性と知り合い、衣料品の製造に使う布地を購入していた。
両者の取引では、トゥアン被告が必要な布地の数量を伝え、振込完了を示す画像と配送先を送ると、女性が倉庫から商品を出し、長距離バスなどで指定先へ発送していた。
検察によると、トゥアン被告はこの取引方法を悪用し、インターネット上から銀行振込の画像を入手した上で、Photoshopを使って女性の氏名や口座番号などを加工し、送金が完了したように見える画像を作成した。
偽造画像はZaloを通じて女性に送られ、入金されたと信じた女性は注文に応じて布地の発送を続けていた。
トゥアン被告は受け取った布地の一部を衣料品製造に使わず、早期に現金化するためFacebookで安値販売し、その代金を使用していたとされる。
検察は、2024年2月12日〜2025年4月13日に計309枚の偽造画像が作られ、対応する注文の総額が130億ドンを超えたと認定している。
捜査では、トゥアン被告がパソコン上で偽造画像の作成方法を再現し、その操作内容が捜査機関の収集した資料と一致した。
女性は2025年4月に口座を確認し、それまで送られてきた画像に記載された金額が実際には入金されていないことを発見し、全額の返還を求めた。
トゥアン被告は振込や現金で40億ドン超(約2500万円)を弁済したが、その後は残額の支払いを続けず、女性は同年11月20日にハノイ市公安の捜査機関へ被害を届け出た。
トゥアン被告は同日に警察へ出頭して行為を認め、同年12月末には家族がさらに5000万ドン(約31万円)を弁済した。
捜査機関は事件に関係する布地の仕入れについても確認し、女性が売買に関する請求書などを提出して納税義務を履行していたことから、脱税の兆候はないと判断した。








































