<写真:CACC>
ミャンマーのミャワディ特別区を拠点とする特殊詐欺グループが、交流サイト(SNS)で若い女性を装って富裕層の男性に接近し、偽のLazada通販サイトで「販売実績を伸ばす業務」と称する架空の作業へ誘導する手口で、ホーチミン市の68歳の男性から約410億ドン(約2億5000万円)をだまし取っていたことが明らかになった。
グループを管理していたファム・シー・フイン被告らは、8月18日にゲアン省人民裁判所で一審判決を受けた。
判決によると、2024年11月、グループのメンバーは美しい女性の写真を使った偽のFacebookアカウントで男性に接近し、数日間のやり取りで恋愛感情を抱かせた。
その後、通信アプリへ誘導して交際を装い、「Lazadaで商品の販売実績を増やす副業をしている」と説明し、男性にも参加を勧めた。
最初は約1800万ドン(約11万円)を返金して信用させたうえで、より高額な案件への送金を繰り返し求めた。
男性は恋人を名乗る相手を信じ、2024年11月19日から21日にかけて、自身名義の2つの銀行口座から計64回にわたり約410億ドン(約2億5000万円)を指定口座へ送金した。
被害額の返還は約3億9200万ドン(約240万円)にとどまり、男性は裁判所に対し全額の賠償を求めている。
捜査では、この組織が高収入をうたってベトナム人をミャンマーへ集め、集団生活をさせながら詐欺の手口を教育していた実態も判明した。
管理者は経済的に余裕のある人物だけを標的として選別し、被害額に応じて給与に加え歩合報酬を受け取っていたという。
このグループは同様の手口で全国6人から計約710億ドン(約4億3000万円)を詐取したと認定された。
裁判所は、詐欺による財産侵害の罪でフイン被告に懲役18年、共同管理者のダン・ティ・ゴック被告に無期懲役を言い渡した。
残る46人の被告にも懲役6~16年の判決を言い渡し、全員が法廷で犯行を認めて反省の意を示した。







































