〈写真:イメージ画像〉
Amazonで販売を開始した初年度に100万ドル(約1億6000万円)の売上を達成したベトナム企業の数が60%増加し、越境ECを通じた海外市場への進出が加速している。
9月3日にホーチミン市で開かれた「Viet Nam International Sourcing 2026」の関連セミナーで、Amazon Global Selling Vietnamのボー・タイン・トン氏が明らかにした。
Amazonが2025年にベトナム企業数千社を対象に実施した調査では、売上高が35%超増加し、世界で商標保護を登録した企業数も35%増えた。
中小企業はAmazonの売上高の約60%を占めており、木材、繊維・衣料、家庭用品、ヘルスケア、食品などが有望分野とされている。
Amazonは欧州、米国、インド、日本を戦略市場と位置付けており、2026年には北米以外への展開をさらに拡大するほか、米国市場向けの商品カスタマイズを支援する「Amazon Custom」も進める方針である。
ベトナムの2025年の輸出額は4750億ドル(約74兆円)に達し、このうち電子製品が約1650億ドル(約26兆円)と最大の輸出品目となった。
2026年1〜7月の輸出額は3195億3000万ドル(約50兆円)で、前年同期比21.7%増加し、技術、電子、繊維・衣料、履物、機械・設備などが中心となっている。
一方、越境ECの拡大に伴い、物流やサプライチェーン管理の重要性も高まっており、納期の確実性や倉庫の確保、通関リスクへの備え、輸送ルートの分散などが企業に求められている。
企業には製品のトレーサビリティーや知的財産の保護、「Made in Vietnam」ブランドの構築、持続可能性や各国市場の基準への対応も必要とされている。
ベトナムは17の自由貿易協定(FTA)を締結しており、60カ国超の市場にアクセスできる一方、中小企業では資金、技術、データ管理、物流インフラ面で多国籍企業の要求水準との隔たりが残る。
ホーチミン市では2026年上半期の輸出入額が959億9000万ドル(約15兆円)に達し、前年同期比7.8%増加した。同市は2026〜2030年に輸出額を年平均10〜11%伸ばす目標を掲げている。









































