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ベトナムの貿易赤字は年初から9月15日までに235億ドル(約3兆7000億円)に達し、過去30年で最大となった。
税関当局の速報値によると、輸出額は前年同期比23.2%増の4008億ドル(約63兆円)、輸入額は同36%増の4243億ドル(約67兆円)となり、前年同期の133億ドル(約2兆1000億円)の貿易黒字から大きく転じた。
企業区分別では、外国直接投資(FDI)企業が約87億ドル(約1兆4000億円)の黒字を維持した一方、国内企業は322億ドル(約5兆1000億円)の赤字となり、国内企業の輸入超過が全体の貿易赤字を押し上げている。
品目別ではコンピューター・電子製品・部品の輸入額が約1750億ドル(約28兆円)、輸出額が1106億ドル(約17兆円)となり、貿易赤字は642億ドル(約10兆円)に達した。
このほか、金属が約94億ドル(約1兆5000億円)、織物が約86億ドル(約1兆4000億円)、石油製品が約78億ドル(約1兆2000億円)の輸入超過となっている。
経済学者のファム・テー・アイン氏は、公共部門と民間部門の双方で投資が加速する一方、国内では機械や設備、技術、原材料の供給能力が限られていることが輸入増加につながっていると指摘した。
同氏によると、輸入品が生産性向上や新たな生産・輸出能力の形成につながる効率的な事業に使われる場合、貿易赤字は必ずしも否定的な兆候ではないという。
一方、投資資金が生産性向上につながらない分野へ流れれば、外貨消費が増えるにもかかわらず、将来それに見合う外貨収入を生み出せない可能性があるとした。
さらに、投資需要と資金需要がともに増加する中で貿易赤字が長期化すれば、為替相場と金利の双方に上昇圧力がかかるとの見方を示している。
商工省工業局によると、FDI企業はベトナムの輸出総額の約79.9%を占め、国内企業は約20.1%にとどまっており、国内企業の高付加価値分野への参入は依然として限定的である。
こうした状況を受け、常任副首相は商工省に対し、輸出入額の差が大きい企業、特に輸入超過額の大きい企業と関係省庁や地方当局などが協議し、9月中に対応を進めるよう求めている。







































