〈写真:イメージ画像〉
フエ市トゥアンホア街区のグエン・ティ・ミン・カイ通りにある「TOC Gallery」で、発酵調味料「マムルオック」を使ったコーヒーが注目を集めている。
9月初旬に新メニューとして提供を始めて以降、来店客は20%増加し、現在は1日約50杯を販売する看板商品の一つとなっており、価格は1杯5万5000ドン(約330円)である。
共同経営者のチャン・ゴック・アイン・トゥアン氏は、フエの食文化を現代的な飲み物に取り入れたいと考え、地域の料理でなじみ深いマムルオックを採用した。
マムルオックは小型のエビなどを塩とともに発酵させた調味料で、ブンボーフエやコムヘンなどフエを代表する料理にも使われている。
開発当初は意外な組み合わせを疑問視する声もあったが、約6カ月の試作を経てレシピを完成させた。
マムルオックは適量をキャラメルやクリームとともに加熱して独特の香りを抑え、ほんのりとした風味が残るよう調整している。
ドリンクは牛乳と練乳、フエ山間部のアルイ産アラビカ種とロブスタ種を合わせたエスプレッソ、マムルオック風味のクリームを重ね、表面には薄く削った乾燥カツオを添える。
同氏によると、ストローを使わず、下層のコーヒーとミルクだけを軽く混ぜて飲むことで、クリームの塩味やコクとコーヒーの苦味を一緒に味わえるという。
名称から敬遠する客もいる一方、実際に飲んだ客からはマムルオックの香りが強すぎず、コーヒーの苦味やクリームのコクと調和して飲みやすいとの声が寄せられている。
紹介動画は旅行関連のSNSグループなどで数千件の反応を集め、珍しい組み合わせへの興味から店を訪れる客も増えている。







































