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ベトナムはWorld Travel Awards(WTA)2026で「アジアを代表する旅行先」を8度目、「アジアを代表する遺産観光地」を4度目に受賞し、国内の複数の都市や観光地、企業も各部門で選出された。
ハノイ市は短期都市旅行先、ホーチミン市はイベント・フェスティバルとビジネス旅行先の2部門で評価され、ター・スアは新興観光地、モックチャウは地域自然観光地として選ばれた。
フォンニャ・ケバン国立公園やタムチュックも受賞したほか、Vietnam Airlines、Vietravel、Sun World Ba Na Hills、InterContinental Danang Sun Peninsula Resortなどの企業や施設も各部門で名前を連ねた。
WTA創設者兼会長のグラハム・クック氏は、受賞者について地域の観光産業における品質と実績を代表する存在だと評価した。
一方、ベトナムにとっては国際的な知名度の向上を実際の旅行需要につなげ、滞在期間や旅行消費額を伸ばせるかが今後の課題となる。
文化発展に関する決議第80-NQ/TW号では、遺産の保存と価値向上を経済、文化、社会、環境、地域住民の生計と結び付け、文化観光や遺産経済を発展させる方針が示されている。
観光発展に関する決議第26-NQ/TW号でも、観光産業を量から質へ転換し、付加価値と競争力を高める方針が掲げられており、ファム・ティ・タイン・チャー副首相は観光の品質や効率、競争力が潜在力に見合っておらず、商品も多様性や深み、付加価値に欠けると指摘した。
ハノイ市やホーチミン市では文化、飲食、買い物、イベントなどを組み合わせて滞在を長期化させることが求められるほか、ター・スアやモックチャウなどでは観光地管理やインフラ、環境、サービス品質、地域住民への利益還元が重要となる。
フォンニャ・ケバン国立公園などの自然観光地でも、訪問者数の管理や生態系保護と観光体験の質を両立させることが継続的な観光価値につながる。
決議第26-NQ/TW号は2030年までに外国人旅行者4500万〜5000万人、国内旅行者1億6000万人を受け入れ、観光収入800億〜900億ドル(約13兆〜14兆円)を達成する目標を掲げている。
WTAでの受賞を一時的な注目にとどめず、長期滞在や消費拡大、地域の生計向上につなげられるかが、ベトナム観光の持続的な競争力を左右することになる。






































