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ベトナムの大学新卒者が企業の期待に応えている能力は、評価対象となった7分野のうちデジタル能力だけであることが、国内外の375社を対象とした調査で明らかになった。
調査はBritish University Vietnam(BUV)と調査会社Decision Labが共同で実施したもので、時間管理、問題解決、コミュニケーション、適応力、批判的思考、チームワーク、デジタル能力の7分野について、新卒者の実力と企業側の期待を比較した。
いずれの能力も74〜86%の企業が重要と評価したが、実際に期待水準を満たしていたのはデジタル能力のみで、残る6分野では企業側の期待を下回った。
特に不足が目立ったのは時間管理能力で、80%の企業が重要とする一方、新卒者の実際の能力を評価した割合は54%にとどまり、26ポイントの差が生じた。
問題解決能力も企業側の重要度84%に対して実際の評価は61%となり、23ポイントの開きがあった。
BUVのポール・ベネット氏によると、こうした能力不足は、納期が迫る仕事や情報が不十分な状況、複数の関係者との連携が必要な場面で特に表れやすく、企業は期限を守るだけでなく、遅延の可能性を早期に報告し、自ら解決策を提案できる人材を求めているという。
一方、採用基準に対するAIの影響も拡大しており、83%の企業がAIによって採用基準が変化した、または変化しつつあると回答した。
さらに94%の企業が、2〜3年前と比較して応募者に求めるデジタル能力やAI活用能力の水準を引き上げている。
79%の企業は一般的なAIツールを使いこなす能力や業務への応用力を求めている一方、AIプログラミングやデータ分析などの専門技能を要求する企業はわずか3%であった。
採用選考では、応募者の態度や企業文化との適合性、ソフトスキル、面接や評価課題での実力が重視されるほか、国際的な学位や留学経験も主要な評価項目となっている。
半数以上の企業が国際的な学位を評価しており、英語力だけでなく、多文化環境への適応力や自発的な発言、批判的思考などにも価値を見いだしている。
大学と企業の連携については、59%の企業が学生のインターンシップを受け入れているものの、大学の教育課程づくりに参加している企業は15%にとどまり、23%は大学との協力関係を持っていなかった。
報告書は、インターンシップを実践的な能力の習得につなげるためには、意義のある業務経験、指導担当者による十分な監督、学生の貢献を示す具体的な成果の3条件が重要だと指摘している。








































