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ベトナムのモバイルインターネット通信速度が2026年8月時点で世界9位となり、5Gの契約数も2720万件に達したことが、科学技術省の発表で明らかになった。
同省が公表した2026年1〜9月の通信インフラ統計によると、モバイルブロードバンドの通信速度は219.93Mbpsとなり、2025年同期の151.69Mbpsから約45%向上した。世界102カ国・地域のランキングで9位に入った。
通信速度の向上を支えているのが、5Gサービスの急速な普及である。2025年9月時点で1400万件余りだった5G契約数は、2026年8月には2720万件に増加し、約1年間で94%の伸びを記録した。
固定ブロードバンド回線の平均通信速度も301.48Mbpsに達し、前年同期比で約20.4%向上した。世界ランキングでは8位となり、モバイル・固定回線の双方で通信環境の改善が進んでいる。
インターネットの基盤技術であるIPv6の利用率は67%に達し、東南アジアで2位、世界で7位となった。ベトナムの国別ドメイン「.vn」の登録数は前年同期比5.7%増の70万3200件を超え、固定ブロードバンド契約数も2496万件に達している。
通信インフラの近代化に向けた取り組みも進んでいる。通信事業者は9月16日、一部の島しょ部や洋上施設などの例外地域を除き、2G通信サービスの完全終了を実施した。
2Gの終了によって900MHz帯と1800MHz帯の周波数を回収し、4Gや5G向けに再配分することで、通信ネットワークの効率化を図る。
科学技術省は、5Gの普及が単なる通信契約数の増加にとどまらず、高速・低遅延通信を必要とする新たなデジタルサービスの基盤になると評価している。
特にスマート工場、デジタル物流、IoT(モノのインターネット)、遠隔医療、大量のデータを処理する人工知能(AI)などの分野で、5Gインフラの活用が期待されている。
一方、全国には依然として携帯電話の電波が届きにくい集落が273カ所残されている。これらの地域は地形が険しく人口密度も低いため、通信網の整備が課題となっている。
通信業界はこうした地域の通信環境改善にも取り組み、都市部と地方の格差を縮小しながら、全国でデジタルサービスを利用できる環境の整備を進めている。




































