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ベトナム初の通信事業者ランキング、5G速度でVinaPhoneが首位

2025年11月03日(月)07時00分 公開
ベトナム初の通信事業者ランキング、5G速度でVinaPhoneが首位

<写真:congly.vn>

 

米Ookla社が提供する通信速度測定サービス「Speedtest」は、ベトナム市場向けとして初の接続レポートを発表した。

 

対象期間は2025年上半期であり、同報告書では主要通信事業者のパフォーマンスが多角的に評価された。

 

報告によれば、Viettelは「最も優れたモバイル通信網」および「最高の5Gネットワーク」として選出された。

 

一方、VinaPhoneは「最速の5Gネットワーク」の部門で突出した成績を記録した。

 

「接続スコア」は、通信速度のほか動画視聴やウェブブラウジングなどのユーザー体験を複合的に分析し算出される指標であり、Viettelはこの総合スコアで他社を上回り、通信品質全般において最も高い評価を得た。

 

5G回線におけるダウンロード速度では、VinaPhoneが平均594.16Mbpsを記録して首位を獲得し、Viettel(421.61Mbps)、MobiFone(306.5Mbps)を大きく引き離した。

 

ただし、3G・4G・5Gを含む総合的なモバイル通信速度においては、Viettelが平均165.03Mbpsで依然として首位の座を維持した。

 

さらに、ゲーム体験に関してもViettelは高評価を受け、固定回線における動画ストリーミングの分野ではFPT Telecomが最も優れた成績を収めた。

 

地域別のデータでは、フエ市のモバイル通信速度が全国最高の613.79Mbpsを記録し、固定回線ではダナン市が245.31Mbpsで全国トップとなった。

 

国際的な比較においても、ベトナムの通信インフラは急速に発展を遂げている。

 

Speedtest Global Indexによれば、2025年9月時点でベトナムはモバイル通信速度で世界13位、固定回線速度で世界11位にランクインした。

 

Speedtest Awardsのグローバル部門では、Viettelが「世界で3番目に速いモバイルネットワーク」として評価され、VinaPhoneも「5G最速ネットワーク」部門で世界第2位にランクインし、シンガポールの大手通信会社Singtelを上回る結果となった。

 

国内インフラの面では、AAG、IA、AAE-1、APG、ADC、SJC2の6路線の海底ケーブルが整備され、総設計容量は80Tbpsに達している。

 

さらに2025年には、地上ケーブル「VSTN」が初の国産化を果たし、初期容量4Tbps、最大12Tbpsまで拡張可能な仕様で導入された。

 

専門家によれば、Viettelをはじめとする大手通信各社が提供する300Mbps以上の高速固定回線サービスの普及が、全体的な速度向上に大きく寄与している。

 

特に、Viettelの継続的な5Gインフラ投資とネットワークの近代化が、今回の好成績に直結したと分析されている。

 

成熟国と比較すれば依然として課題は残るが、ベトナムの通信インフラは着実に成長を遂げており、ユーザー体験の向上が継続的に進展していることが明らかとなった。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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