〈写真:イメージ画像〉
ベトナム中部ダナン市は、暗号資産USDTをベトナムドン(VND)に交換できるサービス「Basal Pay」の実証対象地域を、従来の3カ所から10エリアへ拡大した。
これにより、ダナン国際空港やホイアン、バーナーヒルズ、沿岸部の観光エリアに加え、ゴルフ場や高級リゾート施設などでもUSDTを現地通貨に交換できるようになった。
対象にはLegend Danang Golf Resort、Ba Na Hills Golf Club、Montgomerie Links Vietnam、Hoiana Resort & Golf、Vinpearl Golf Nam Hoi Anなどが含まれる。
Basal PayはAlphaTrue Solutionsが運営するサービスで、暗号資産から法定通貨への交換を支援するベトナム初の規制下での実証実験(サンドボックス)として、2025年8月に試験運用の認可を受けた。
当初はダナン市のスタートアップ支援センターやソフトウェアパークなど3施設に利用地域が限定されていたが、約1年間の運用実績を踏まえて対象が拡大された。
ダナン市科学技術局のレ・ソン・フォン副局長によると、同市ではこれまでに6件のサンドボックスを承認しており、Basal Payは最初に認可された事業で、運用期間も最も長い。
フォン副局長は、実証期間中に同サービスで行われたすべての取引が、金融活動作業部会(FATF)の勧告や国際基準に沿ったマネーロンダリング防止、テロ資金供与対策の要件を満たしていたと説明した。
市当局はこうした実績を評価し、今後はステーブルコインや観光関連金融、国境を越えた決済などにも実証範囲を広げる方針である。
運営会社によると、約1年間で登録アカウント数は約1万件、取引件数は1万5000件を超え、当初の3カ所におけるUSDTからドンへの交換総額は10万ドル(約1600万円)以上に達した。
現在の交換上限は1回当たり1000USDT未満、1アカウント当たり月3万USDTで、1USDTを1ドルとして換算すると、それぞれ約16万円相当、約470万円相当となる。
ただし、暗号資産を商品やサービスの購入に直接使用することは認められておらず、利用者はUSDTをベトナムドンに交換した上で支払う仕組みとなっている。
ホイアンに滞在する米国人の利用者は、これまでは週に1回ダナン市中心部まで交換に出向いていたが、対象地域の拡大によってホイアンでも交換できるようになり、利便性が向上したと話している。









































