〈写真:病院提供〉
ベトナム北部ニンビン省で、45歳の男性が即席麺を食べていた際にカミソリの刃を誤飲し、食道に穴が開く事故が発生した。
バックマイ病院ニンビン院が10月30日に発表したもので、医師らは内視鏡による摘出手術を実施し、食道に刺さった刃を取り除くことに成功した。
男性は10月21日の朝、即席麺を食べている最中に喉の痛みを感じ、民間クリニックを受診したところ食道内に異物が見つかり、同日午後に同病院へ搬送された。
搬送時には意識があったものの、喉や胸の痛みに加え、痛みによる発話困難や脈拍の上昇がみられた。
CT検査の結果、胸椎第2〜3番の高さにある食道内にカミソリの刃が確認され、周囲の食道壁には腫れや浮腫が生じ、胸部中央の縦隔や首の付け根にも空気が漏れ出していた。
刃は食道上部の向かい合う2か所の壁に深く刺さっており、食道が狭く内視鏡の操作スペースも限られることから、摘出には慎重な対応が求められた。
医師らは全身麻酔下で内視鏡による摘出を行い、刃を取り除いた後、食道の両側にそれぞれ約2cmの筋層の裂傷があり、片側には空気が漏れる穴が開いていることを確認した。
医療チームはその場で穿孔部を閉鎖し、約1時間30分に及ぶ内視鏡処置を同日深夜0時ごろまでに完了させた。
さらに同じ麻酔下で、消化器外科チームが胃ろうと空腸ろうを造設する処置を実施した。
医師らによると、食道穿孔は発見や治療が遅れると縦隔炎や縦隔膿瘍を引き起こす恐れがあり、重症化した場合には大規模な手術や長期間の集中治療が必要となり、死亡する危険性もある。
病院側は、食事中にスマートフォンを操作したり、ほかの作業をしながら急いで食べたりすることを避け、食べ物を十分にかむよう呼びかけている。
特にカミソリの刃や針、鋭い骨などを飲み込んだ疑いがある場合、ご飯やパンを追加で飲み込んで異物を押し流そうとしたり、自分で喉に指や器具を入れて取り出そうとしたりする行為は、損傷を悪化させる危険があるとしている。
食後に喉や胸の痛み、飲み込みにくさ、発話困難、呼吸困難などの症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診し、強い胸痛や呼吸困難がある場合は救急番号115へ通報するよう注意を促している。














































