〈写真:Tuoi Tre〉
ホーチミン市で住宅を購入しようとする若者は、費用の大部分を自分で貯蓄し、残りを家族の援助でまかなうのが一般的であったが、最近では10年〜20年の住宅ローンでの購入が主流となっている。
また、地方の土地に投資し、その価値が上がった後に土地を売却し、その元本と利益で都市部の住宅を購入するという方法も増加している。
同市6区に住むホンさん(31)は、「5年前、職場の近くに21億ドン(約1222万円)のアパートを購入する予定だったが、友人から代わりに土地を購入することを勧められた」と話す。
当時は3億ドン(約175万円)しか貯金がなかったホンさんと夫は、親戚から4億ドン(約233万円)、友人から1億ドン(約58万円)を借り、ロンアン省に30m×50mの土地を7億6000万ドン(約442万円)で購入した。
もし、ホンさんがマンションを購入した場合、8億ドン(約466万円)を頭金にし、13億ドン(約757万円)のローンを組む必要があった。
幸いなことに、2年余り後にホンさんと夫は土地を売却し、123%の利益を得ることができた。ホンさん夫妻は利益を再投資するのではなく、その利益で夢のアパートを購入した。
ロンアン省、ティエンザン省、タイニン省、ビンフォック省、ラムドン省などの地方では、5億ドン(約291万円)〜数十億ドン(10億ドン=約582万円)の土地に投資し、その利益でホーチミン市のマンションを購入しようとする若い投資家が増加している。
しかし、投資に成功するものばかりではない。
トゥードゥック市に住むトゥーさん(32)は、「夫と一緒に購入したラムドン省の投資用不動産1000平方メートルを売ることができず、ホーチミン市にアパートを購入する夢が遠のいている」と話す。
1年前、トゥーさんと夫は友人からラムドン省バオロックの不動産投資の紹介を受けた。
両親から借りた10億ドン(約582円)を元手に、トゥーさんはバオロック中心部の小さな土地を購入するつもりであったが、仲介業者に「もっと広くて美しい山岳地帯が見えるから」と説得され、遠く離れた大きな土地を購入した。
購入した土地は法的な問題から売却することが難しく、トゥーさん夫妻は自分たちのためのアパートを購入することもできずに、この土地に留まっている。
ホーチミン市5区に住む27歳の銀行員Hさんも同じような状況に陥っている。
Hさんは実家を抵当に入れ、ロンアン省ドゥックホアに125平方メートルの土地を12億ドン(約698万円)で購入し、その運用益でホーチミン市にアパートを購入する計画を立てた。しかし、土地を売却することができず、住宅ローンの月利を払いながら貯蓄を切り崩して生活をしている。
Hさんは、「地方の土地への投資を選択する人は、自分の貯蓄と収入をよく考えなければいけない。銀行から土地の価値の50%以上を借りるべきではない。特に収入があまり高くない場合、住宅ローンで深みにはまることになる」と疲れた様子で説明する。






































