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大規模な銃器密売を摘発、押収物には戦争博物館の盗品も
＜写真：VnExpress＞
ホーチミン市公安はTelegram上で運営されていた秘密グループ「戦争廃品（Phế liệu chiến tranh）」と「戦争廃品-BW（Phế liệu chiến tranh - BW）」に関与する犯罪組織を摘発した。
この摘発で主犯格とされるファム・フイ・ホアン容疑者（21）を含む70人以上が逮捕された。
これらのグループには約1万2000人のメンバーが参加し、違法な武器取引、麻薬密売、偽札流通、銀行口座の売買、サイバー犯罪、身代金目的の誘拐など、幅広い犯罪行為を行っていたとされる。
2024年末、ホーチミン市ビンタイン区公安は、同市とハノイ市を結ぶ長距離バスの運送業者を捜査中に、K54型軍用拳銃の部品が入った荷物を発見した。
この荷物の送り主であるグエン・ミン・ヒエン容疑者（21）を逮捕し、自宅を捜索した結果、大量の銃器部品、弾薬、爆薬、さらに偽100ドル紙幣95枚が押収された。
ヒエン容疑者の供述により、偽札はファム・フイ・クオン容疑者（47）から購入したものであり、さらにクアンチ省の戦争博物館2カ所から銃器を盗み出していたことが判明した。
ヒエン容疑者はTelegramの秘密グループを通じて軍用銃や弾薬、爆発物を売買し、盗み出したAKライフル2丁をハノイ市に送付していた。
うち1丁はクアンニン省在住のズオン・トゥン・ソン容疑者（29）、もう1丁はビンズオン省のファム・ホン・アン容疑者（25）に売却された。
その後、ソン容疑者とアン容疑者の自宅を捜索したところ、多数の銃器や数千発の弾薬、銃の組み立て・改造に使用される部品が押収された。
アン容疑者はTelegram上の秘密グループを通じて銃床や部品を調達し、銃を組み立てて販売していたと供述している。
ビンタン区公安の報告を受け、ホーチミン市公安は本件を重大案件として捜査を指示した。
主犯とされるホアン容疑者がタイグエン省在住であり、グループが全国規模で活動していたため、公安省の専門部隊および全国25省・市の公安が合同捜査を実施した。
捜査の結果、グループ内で4000件以上の違法取引が行われていたことが判明し、逮捕時には薬莢、爆薬、刃物、銃器部品などが押収された。
さらに、公安は全国10カ所以上を一斉捜索し、ランソン省、バクカン省、ソンラ省、ニンビン省、カインホア省、ドンナイ省、ビンズオン省などで違法な武器取引に関与していた数十名を逮捕した。
また、捜査を進める中で、犯罪組織が資金洗浄のために2000以上の銀行口座を売買していたことも判明しており、これらの口座は違法取引の決済や資金移動に利用されていた。
これまでに押収された違法武器は、銃100丁、弾薬9000発、手榴弾4個、さらに大量の武器部品や刃物などにのぼる。
公安省は今回の摘発を「2025年旧正月（テト）を控えた治安対策の中で、特筆すべき成果」と評価した。
今後も各省市の公安と連携し、犯罪ネットワークのさらなる摘発と背後関係の解明を進める方針を示している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
