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玩具銃の改造組織を摘発、ホーチミンで大量の武器を押収
<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市警察は玩具銃を軍用銃へと改造し販売していた違法組織を摘発し、大量の武器を押収したことを発表した。
4区警察は軍用武器の違法取引および所持の容疑で事件を立件し、主犯格のレー・グエン・ハイン(35)とグエン・チュオン・フィー(35)、グエン・ヴァン・カイン(28)の3人を逮捕・拘留した。
また、ファン・ディン・ロック(34)とブイ・アイン・ファップ(25)も同様の容疑で拘留手続きが進められている。
さらに、他の7人についても関与が疑われており、捜査が続けられている。
4区警察は2024年10月29日に主犯格のレー・グエン・ハインを逮捕した。その場で、リボルバー型拳銃1丁と金属製弾薬6発が押収された。
さらに、ハインの自宅である7区フーミー街区のマンションを捜索した結果、12丁の危険玩具銃、改造用金属製銃身、リボルバー未装着パーツ、改造工具や付属品が見つかった。
ハインはインターネットを利用して玩具銃を購入し、それを軍用武器と同様の性能を持つ銃に改造した上で、ホーチミン市や他の地方で販売していたと供述した。
ホーチミン市警察はこの事件を重大案件として扱い、4区警察に特別捜査チームの設置を指示し、捜査チームはキエンザン省、ベンチェ省、ビンフオック省、ハナム省など複数の地域で追跡捜査を行って12人の関係者を逮捕した。
この中にはハインの依頼を受けて銃の改造を行っていたグエン・チュオン・フィーとグエン・ヴァン・カインも含まれている。
捜査では軍用武器4丁、補助武器3丁、禁止玩具銃13丁、弾薬17発、銃身8本、改造用器具一式が押収された。
一方、ブイ・アイン・ファップは仲間の逮捕を知って一時逃亡していたが、家族の説得を受けて自首し、リボルバー型金属製銃1丁、未装着の短銃2丁、リボルバーパーツ2点、グリップカバーを警察に提出した。
ホーチミン市警察は、今回の摘発を受けて違法武器流通ネットワークの全容解明を目指すとともに、他の地域で同様の犯罪が発生しないように厳重な監視体制を敷く方針を示している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。