〈写真:イメージ画像〉
ベトナム保健省は、青少年が初めて性行為を経験する年齢が中学・高校や大学などの在学中へと早まる傾向にあり、望まない妊娠や性感染症のリスクが高まっているとして、性と生殖に関する健康教育の強化を進める方針である。
週末に開かれた2026~2030年の生殖健康・家族計画に関する広報活動の協力覚書締結式で、ベトナム家族計画協会(VINAFPA)のディン・フイ・ズオン副会長は、若者が性に対して以前より開放的になっているのは世界的な傾向であり、ベトナムだけの現象ではないとの認識を示した。
一方で、生殖健康や避妊に関する知識や技能、科学的な情報へのアクセスが十分でない若者も少なくないと指摘した。
ベトナムでは若年層の早期の性行為に関する全国調査は実施されていないが、保健省とWHOが2022年に公表した調査では、14歳未満で初めて性行為を経験した割合が2013年の1.45%から2019年には3.51%へと約2倍に増加した。
また、別の調査ではハノイ市の高校3年生の39%が性行為を経験していたことが報告されている。
保健省によると、公立医療機関では毎年約3000件の未成年による人工妊娠中絶が確認されているが、私立医療機関の実態を十分把握できておらず、実際の件数はさらに多い可能性がある。
性感染症も課題であり、中央皮膚科病院では年間4000~5000件を治療し、その約30%を15~24歳が占めているという。
こうした状況を受け、保健省は思春期の出産率が高い16省・市を対象に、15~19歳への生殖健康や性に関する相談、年齢に応じた避妊法の指導を強化することを提案している。
協力事業でも、生殖健康に関する知識の向上や行動変容を促し、望まない妊娠や性感染症の予防、適切な医療サービスへのアクセス改善を目指す。




































