〈写真:イメージ画像〉
ベトナム南部ドンナイ省のロンタイン国際空港で、12月に予定される商業運航開始に向けた本格的な試験運用が始まっている。
空港では技術設備や旅客サービス関連システムの動作確認を進めるとともに、各部門の職員が新たな設備や連携手順の訓練を重ねている。
運営管理のコンサルタントが約55の試験シナリオを策定し、ベトナム空港公社(ACV)はこのうち商業運航に必要な15〜20の中核シナリオを選定して、9月末から順次検証を開始した。
9月29〜30日には、航空機への給油中に燃料漏れが発生したとの想定で実地訓練も行われ、緊急通報や現場の封鎖、流出した油への対応、乗客の救護などの手順を確認した。
一方、建設省は10月1日午前0時以降に販売される航空券について、ロンタイン国際空港の旅客サービス料金を国内線で1人9万909ドン(約550円)、国際線で25ドル(約4000円)と定めた。
国際線の料金はノイバイ国際空港と同水準で、タンソンニャット国際空港より5ドル(約790円)高い。
空港の開業準備が進む一方、ロンタイン国際空港とホーチミン市のタンソンニャット国際空港の間で国際線をどのように分担するかについては、9月30日時点で建設省の正式決定が出ていない。
航空当局が報告している案では、商業運航開始から2027年3月27日までは航空会社の需要に応じてロンタイン発着の国際線を奨励し、同年3月28日から長距離国際線をロンタインへ集約する計画である。
さらに同年10月30日からは、ベトナムの航空会社が運航する1000km未満の短距離路線を除き、残る国際線もロンタインへ移す案が示されている。
航空各社はロンタイン国際空港の開業方針にはおおむね同意しているものの、予約・販売システムの更新や空港コードへの対応、人材育成、路線網の調整などには、正式決定から少なくとも約12カ月が必要との見方を示している。
各社は短期間での一斉移転による運航の混乱を避けるため、段階的な移行を求めるとともに、旅客・貨物ターミナルや両空港間の乗り継ぎ交通などについても明確な計画を求めている。
ロンタイン国際空港では周辺交通の整備も進んでおり、ベンルック〜ロンタイン高速道路の開通区間が広がれば、メコンデルタ方面からホーチミン市中心部を経由せず空港へアクセスできる交通軸となる見通しである。









































