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コクヨは、ベトナムの文具大手Thien Long Group Corporation(TLG)の子会社化に向け、シンガポールの完全子会社Synergy Investing Asiaへの280億円の増資を決定した。
Synergy Investing AsiaはTLGなどの株式取得を目的として2025年12月に設立された会社で、増資の実施時期はベトナム当局の必要な承認を得た後に決定する。
ベトナム国家競争委員会は9月9日、Synergy Investing Asia、TLG、Thiên Long An Thịnhと個人株主5人による取引について条件付きで承認した。
承認条件には、全国の筆記具市場のシェアや代理店・販売業者向けの平均売買価格、商業割引などのデータを毎年収集し、委員会の要請に応じて報告することなどが含まれる。
また、競争法の順守規則を維持して従業員への研修を毎年実施するほか、ベトナムでの研究開発投資を取引実施後の少なくとも5年間、前年比で毎年30億ドン(約1800万円)ずつ増やすことが求められる。
買収計画では、まずTLG株の46.82%を保有するThiên Long An Thịnhの全株式を取得する。
その後、TLG株を最大約1600万株、発行済み株式の18.19%に相当する規模で公開買い付けし、直接・間接の保有比率を合計65.01%まで引き上げる計画である。
コクヨは2025年12月の計画発表時、2段階の買収に必要な総額を276億円と見積もっており、公開買い付け分は全額を自己資金で賄うとしている。
1株当たりの買い付け価格は未公表で、公開買い付けはベトナム当局の承認を条件に10〜11月の実施が予定されている。
コクヨは2030年までにアジアを代表する文具企業となることを目標とし、日本、中国、インドに続いてASEANを第4の重点市場に位置付けている。
TLGの2026年上半期の売上高は前年同期比15.4%増の2兆3540億ドン(約140億円)、税引き後利益は約5%増の3150億ドン(約19億円)であった。







































