〈写真:イメージ画像〉
ベトナム南部ドンナイ省のロンタイン国際空港で10月12〜13日、2026年末の開港に向け、専用航空機を使用した航行支援設備や滑走路灯火の飛行検査が実施された。
今回の検査では、航空交通管理技術会社の飛行検査センターが小型航空機「Beechcraft B300/B350」を使用し、滑走路05R/23Lに設置された着陸誘導設備などの精度や動作状況を確認した。
12日には計器着陸装置・距離測定装置(ILS/DME)、進入角指示灯(PAPI)、無線航行支援設備を検査し、13日にはILS/DMEと進入灯システム(ALS)を中心に飛行検査を実施した。
飛行検査では、通常の旅客機とは異なる専用の飛行経路を使用し、滑走路への進入や特定の飛行パターンを繰り返すことで、各設備の電波到達範囲や誘導精度を測定する。
ILS/DMEは航空機に進入方向や滑走路までの距離を提供し、PAPIは灯火によって適切な進入角度を示すほか、ALSはパイロットが目視で滑走路を確認する際の誘導を支援する設備である。
ベトナム航空交通管理総公社(VATM)によると、飛行検査は航行支援設備や灯火システムを実際の運航に使用する前に必要な技術工程であり、収集したデータを基に設備が技術基準を満たしているか評価する。
検査に合わせてロンタイン航空管制センターでは、航空管制官や技術職員を配置し、飛行計画、通信方法、緊急時の対応手順などを確認したほか、タンソンニャット国際空港の進入管制部門との連携体制も検証した。
また、航空管制塔やVHF無線通信設備、気象情報システム、電源設備などの動作確認を実施し、気象担当職員の実地訓練も行うことで、開港後の運用に向けた準備を進めた。
滑走路周辺では、工事関係者や車両の立ち入りを管理する安全対策も実施され、飛行検査中の航空機の安全確保に向けた関係機関の連携が図られた。
VATMは今後、ベトナム空港総公社(ACV)などと協力し、航空管制、技術設備、気象観測などの運用体制を整備し、安全な開港に向けた準備を継続する方針である。
ロンタイン国際空港は敷地面積約5000ha、総投資額約160億ドルの大型空港開発事業で、第1期には滑走路1本と旅客ターミナル1棟を整備し、年間旅客2500万人、貨物120万トンの処理能力を備える計画である。
2026年末の供用開始を予定しており、開港後はタンソンニャット国際空港とともにホーチミン市周辺地域の航空拠点を担い、既存空港の混雑緩和や国際航空路線、航空貨物輸送能力の拡大に寄与することが期待されている。







































