〈写真:イメージ画像〉
ホンダ・ベトナムが電動バイクの販売拡大に向け、車種の充実と充電・バッテリー交換インフラの整備を進める一方、ガソリン車の排ガス性能も強化するなど、電動車とエンジン車を並行して展開する方針を打ち出している。
同社は10月22日、ホーチミン市建設局と共同で持続可能な交通の普及促進プログラムを実施し、同局職員への電動バイクの引き渡しや車両買い替え相談、バイクの排ガス検査の試験運用などを行った。
現在、ベトナム市場では電動バイク「ICON e:」「CUV e:」「UC3」の3モデルを展開しており、車両の販売だけでなく、充電ステーションやバッテリー交換システムの整備にも取り組んでいる。
電動バイクの普及には車両性能に加え、充電やバッテリー交換の利便性、サービス拠点へのアクセス、長期的な維持費などが重要となり、こうした利用環境の整備がガソリン車からの乗り換えを左右する要因となっている。
また、個人向けだけでなく配送業務への電動バイク導入も進めており、2021年以降、ベトナム郵便総公社との持続可能な事業開発に関する協力を通じて、配送用電動バイク「Benly e:」を計405台引き渡した。
配送事業での活用については、走行距離や使用頻度、充電時間、メンテナンス費用などが経済性を左右するため、車両の導入台数だけでなく、実際の運用条件に応じた充電・バッテリー交換体制の構築も重要となる。
一方、ホンダ・ベトナムはガソリン車の開発も継続しており、排ガス基準「ユーロ4」への対応に向けて既存モデルの改良を段階的に進めている。
交通分野の排出ガス削減には電動車への切り替えだけでなく、現在使用されているガソリン車の排ガス管理も必要となることから、今回のホーチミン市との共同プログラムではバイクの排ガス検査も試験的に実施された。
今後、ベトナムで電動バイク市場を拡大できるかどうかは、消費者の購買動向や充電インフラの整備状況、実際の利用ニーズへの対応などが鍵となる。
同社は電動バイクの普及を進めながら、ガソリン車の排ガス性能向上にも引き続き取り組む方針である。







































