〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市のメトロ2号線(ベンタイン〜タムルオン間)で、2026年末までに全11駅の建設工事が始まる見通しである。
ホーチミン市都市鉄道管理委員会(MAUR)が10月22日の記者会見で明らかにしたもので、現在工事が進む5駅に加え、10月末に3駅、12月に残る3駅で着工する計画である。
同路線は4月に総請負業者との契約を締結し、7月から本格的な建設工事を開始しており、年末に向けて工事対象を段階的に拡大する。
タンビン駅から車両基地までの約2kmの高架区間では、地盤調査や設計方法の検証が進められており、11月初旬から路盤や橋桁の工事を一斉に開始する予定である。
車両基地についても軟弱地盤の補強方法を検討しており、車両の留置施設や整備工場、運行管理センターの建設に向けた工事を同時期に本格化させる。
一方、地下に埋設された既存インフラの移設や、市内中心部での交通規制に使える道路空間の不足、天候などが工事の課題となっている。
MAURに割り当てられた2026年の公共投資予算は17兆6000億ドン(約1100億円)で、これまでに13兆2000億ドン(約800億円)を執行し、予算執行率は約75%に達した。
メトロ2号線には追加配分後の予算として7兆5000億ドン(約460億円)が割り当てられており、すでに6兆6000億ドン(約400億円)を執行しているため、執行率は約88%となっている。
MAURは年末までに配分済み予算の全額執行を目指すほか、市から追加される余剰資金約3兆ドン(約180億円)についても、主に都市鉄道事業の用地補償や用地取得に充てる方針である。
また、ホーチミン市では新たなメトロ路線の整備準備も進めており、2026年末までに各事業の承認を得て、施工業者の選定や着工につなげることを目指している。
対象にはメトロ1号線の延伸、ビンズオン新都市から市内中心部へ向かうメトロ2号線、タンソンニャット国際空港と環状2号線・3号線方面を結ぶメトロ3号線と6号線などが含まれる。
ビンズオン新都市からのメトロ2号線は路線計画が承認され、用地補償事業も別事業として承認済みである一方、メトロ1号線の延伸については市の都市計画・建築局が路線案を提出している。
メトロ3号線と6号線については、タンソンニャット国際空港の国防用地を通過する計画となっているため、MAURが国防省との協議手続きを進めている。







































