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2027年の旧正月(テト)に向け、ホーチミン市からベトナム中部・北部へ向かう航空券の価格が上昇しており、8月末の販売開始時と比べて一部路線では10〜20%値上がりしている。
10月26日時点の調査によると、2027年2月3日(旧暦12月27日)のホーチミン市発ハノイ市行きのエコノミークラス片道運賃は320万〜380万ドン(約2万〜2万3000円)、ダナン市行きは220万〜570万ドン(約1万3000〜3万5000円)となっている。
2月4日(旧暦12月28日)のホーチミン市発ハノイ市行きでは、ベトジェットエアの片道運賃が約330万ドン(約2万円)となり、8月末から50万ドン(約3100円)上昇した。同日のベトラベル航空とサンフーコック航空は350万〜360万ドン(約2万1000〜2万2000円)、ベトナム航空は370万ドン(約2万3000円)からとなっている。
北中部方面でも高値が続いており、2月1日のホーチミン市発ビン行きはベトジェットエアが約350万ドン(約2万1000円)、ベトナム航空が約370万ドン(約2万3000円)となっている。
仮に片道運賃が1人350万ドンの場合、4人家族が帰省するだけで1400万ドン(約8万5000円)が必要となり、復路の航空券や手荷物料金などを含めると負担はさらに大きくなる。
一方、同じ2月3日のハノイ市発ホーチミン市行きでは、片道76万4000ドン(約4700円)からの航空券も確認されており、移動方向による運賃格差が鮮明になっている。
航空各社は需要増加に対応するため、例年より早い段階から航空券の販売と輸送能力の拡大を進めている。
ベトナム航空、パシフィック航空、VASCOで構成されるベトナム航空グループは、2027年1月22日〜2月20日の国内線・国際線で約370万席を販売し、2026年のテト繁忙期から供給量を11%増やす計画である。
ハノイ市〜ホーチミン市線では15.4%、ホーチミン市〜ダナン市線では7%増やすほか、早朝・深夜便も拡充する。
ベトジェットエアも前年同期比6%増となる約310万席分の航空券を販売しており、このうち国内線は約200万席を占める。
しかし、テト前はホーチミン市から地方への帰省客が集中し、テト後は大都市へ戻る利用者が増えるため、便数を増やしても需要と供給の偏りを解消することは難しい状況である。
旅行会社TransViet Travelのマーケティング責任者レ・ニュット・ティエン・アン氏によると、特にホーチミン市発のハノイ市、ビン、タインホア省、フエ市、ダナン市方面で予約需要が高まっており、低価格帯の座席は徐々に少なくなっているという。
旅行会社Du Lịch Việtのファム・アイン・ブー副社長は、テト直前の旧暦12月28〜29日と、テト後の旧暦1月5〜8日は需要が集中するため、増便だけでは運賃の高騰を抑えられないと指摘している。
航空機の運航コストや燃料価格も運賃に影響するなか、専門家は需要の多い一部路線で今後さらに10〜20%値上がりする可能性があると予測している。
旅行業界では、年末の追加増便や割引キャンペーンを待っても繁忙期の航空券が安くなるとは限らないとして、帰省や旅行の日程が決まっている場合は早めに予約するよう勧めている。








































