〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市で手足口病の感染が拡大しており、10月18日までの患者数は4万2315人に達し、前年同期の2万5723人から64.5%増加した。
同市疾病管理センター(HCDC)が28日に発表したもので、患者数は4週連続で過去5年間の平均水準を上回り、重症化につながるウイルスの検出も確認されている。
同市では9月7日に始まる第37週から感染が急拡大し、週当たりの患者数が1400人を超える状況が続いている。
特に懸念されているのが、重症化や危険な合併症、死亡につながる可能性があるエンテロウイルス71型(EV71)で、年初から10月18日までに60検体で陽性が確認された。
全国でも手足口病が流行しており、2026年1〜9月の患者数は約10万人と、前年同期の2.5倍以上に増加し、感染者の87.3%を5歳未満の子どもが占めている。
直近4週間ではホーチミン市のほか、ドンナイ省、ドンタップ省、タイニン省、ラムドン省、ダナン市、ハノイ市などで患者数が多く、今後も新規感染者が増加する可能性がある。
手足口病は主に消化管を介した経路や感染者との直接接触で広がり、握手や抱擁、キスのほか、ウイルスが付着した玩具や衣類、日用品などを通じても感染するため、保育園や幼稚園などの集団生活では特に注意が必要である。
HCDCは感染予防策として「食事・生活環境・手の清潔」を保つ「3つの清潔」を呼びかけ、十分に加熱した食品や安全な水の使用、玩具やドアノブなどの定期的な清掃、石けんによるこまめな手洗いを推奨している。
また、子どもに発熱や口内の潰瘍、手のひら・足の裏・臀部・膝などの水疱が見られた場合は、登園・登校を控えさせ、医療機関を受診するよう求めている。
感染した子どもは発症から少なくとも10日間、または口内の潰瘍や水疱が消えるまで自宅で療養し、特に発症後7〜10日間は保育施設や子どもが集まる場所への外出を避ける必要がある。
現在、重症化リスクのあるEV71に対する手足口病ワクチンも利用可能となっており、生後6カ月〜5歳の子どもを対象に、少なくとも1カ月の間隔を空けて2回接種する。
HCDCは保護者に対して認可された接種施設で相談するよう勧めるとともに、保育園や幼稚園には登園時の健康確認、教室の換気、設備の消毒、手洗い環境の整備などを徹底するよう呼びかけている。




































