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ベトナム統計局が11月3日に発表したデータによると、10月の外国人訪問客数は前年同月比7%増の約185万人となった一方、最大の送客市場である中国本土と韓国からの訪問客は減少した。
中国本土からの訪問客は43万2000人超で前年同月比0.2%減、韓国は31万1000人超で約14%減となり、両市場は引き続き訪問客数の上位2位を占めた。
2026年1〜10月の外国人訪問客数は累計1950万人に達し、前年同期比約14%増加したものの、10月単月では年初の観光繁忙期にあたる1〜4月の各月を10〜32%下回った。
欧州市場でも減少が目立ち、チェコからの訪問客は前年同月比約22%減となったほか、英国、フランス、ドイツ、一部の東欧諸国でも5〜19%減少した。
旅行会社AZA Travelのグエン・ティエン・ダット社長は、欧州からの訪問客減少について、フランスや周辺地域で続く政治的不安定さが旅行を控える心理につながっている可能性を指摘した。
中国本土と韓国からの訪問客減少については、専門家らが景気低迷や家計の支出抑制を主な要因として挙げている。
中国では10月の大型連休「国慶節」に伴う国内旅行の1回当たり平均支出額が前年同期比約2%減少し、過去4年間で最低水準となったほか、シンガポールの旅行市場調査会社China Trading Deskは2026年の中国人海外旅行者数の予測を従来から約3%引き下げ、約1億7900万人とした。
また、アジア観光開発研究所のファム・ハイ・クイン所長は、韓国人訪問客の減少について、中国や日本など近隣の旅行先との競争激化も一因と分析している。
韓国のYanolja Researchによると、2026年上半期に韓国人旅行者が最も多く訪れた国は日本と中国本土で、両市場への旅行者数は前年同期比16〜18%増加した。
さらに、2月末に発生した中東での紛争に伴う燃料価格の上昇が航空運賃の値上がりにつながり、外国人訪問客数の伸びを鈍化させる要因にもなっている。
一方、訪問客数上位10市場のうち中国本土と韓国を除く8市場はいずれも増加し、ロシアが前年同月比80%増で最大の伸びを記録したほか、カンボジア、日本、フィリピン、オーストラリアも25〜65%増加した。
米国は0.7%増、台湾は2.9%増、インドは4.6%増と小幅な伸びにとどまった。
ベトナムは2026年の外国人訪問客数について、前年比約20%増となる2500万人を目標としており、10月末時点の達成率は約78%となっている。
ダット社長は、月間訪問客数が過去最高の240万人に達した1月のような大幅増を実現できれば、年末までの残り2カ月でさらに500万人の訪問客を迎える可能性があるとの見方を示した。





































